【佳作】差別について 大玉中学校1年 鈴木那緒
差別について
大玉中学校1年 鈴木那緒
現在、過去と、いつの時代になっても、差別というのはなくなりません。そして、新しい差別も生まれてきています。そこで僕は、それぞれの差別について考えられることで、どうやったら差別はなくなるのかを考えようと思います。
一つ目は、「いじめ」についての差別です。僕が思ういじめは、「比べる」ということです。「みんなにあるものがない」など、自分と比べ、いじめになるということがあります。誰かと比べても、何もいいことはないと思います。他人と比べるのではなく、前の自分と比べることが必要だと僕は思います。また、誰かと比べていじめる行為には、「暴力」があります。けったり殴ったりして人を傷つけ殺したり、自殺したりなどというニュースを、テレビで見たことがあります。暴力を振るうのは、親が原因であることがあります。親から暴力を振るわれていた子供は、友達に暴力を振るうと聞いたことがあります。いじめは親にも関係していくので、親は子供にも暴力を振るってはいけません。
二つ目は、「黒人差別」です。これも、自分と比べて差別をしていると思います。僕は、黒人差別には、「流れ」で差別している人がいると思います。「みんながしているから」という理由ですることもあると思います。それに対抗するには、「勇気」と「行動力」が必要だと思います。「こんなことをするのはおかしい」と思っている人たちといっしょに、それをなくしていけばいいと思います。流れがあるとしても、必ず「おかしい」と思う人はいると思います。一人で悩まず、みんながいれば怖くありません。
三つ目は、「性同一性障害の差別」です。性同一性障害は、心と体の違いによって起こる障害です。例えば、自分では男だと思っているのに、身体は女性である、という障害です。SNSなどで動画配信をしている人で、性同一性障害の人がいました。今では普通に生活していますが、昔は親からも嫌がられ、SNSなどの書き込みでは、「気持ち悪い」「死ね」などと言われていました。「誹謗中傷」です。他人だけでなく、親からもされてしまうなんて、絶望的です。しかしその人は、たくさん泣いても命を捨てようとはしませんでした。障害というのは、僕は「かわいそう」とは思いません。「かわいそう」ではなく、「助けよう」「支えよう」と思います。みんなはかわいそうと思うばかりで、全く助けようとはしません。でも僕はそれが一番大切だと思います。しかし、考えるだけなら何も起こりません。「行動」をおこさないといけません。「いつやるか、今でしょ。」です。
四つ目は、「ホモセクシュアル」や「レズビアン」についてです。ホモセクシュアルは男性同士の恋愛、レズビアンは女性同士の恋愛です。現代では、この人たちも差別を受けています。昔はあまりなかったようですが、最近多くなってきていると思います。同性同士が恋愛し、結婚することは、まだ日本では正式に認められていません。そんな人たちへの誹謗中傷もたくさんあります。なぜ悪口が書かれるのか考えました。それは、異性との結婚が当たり前、常識だと思われているからだと思います。でも現代は、非常識だと思われていたことが、常識になろうとしていることが分かりました。そんな時代の流れに「適応」していかないといけないと思います。適応していけば、同性同士の恋愛なども常識になり、結婚も認められていくと思います。
五つ目は、「女性への差別」です。オリンピックの開会式を担当していた男性が、女性への差別発言で辞任しました。このことから、その人だけではなく、みんなで意識していかなければならないと思いました。「男だから」やたなければならないという考えもおかしいと思います。人それぞれの個性を大切に、尊重するために意識をしていけば、いずれ無意識にできることも増えていくと思います。
僕は、「差別」がなくなるには、「行動力」が大切だと思います。先ほど述べてきた流れは、逆らおうと思えば、とても簡単にできると思います。例えば種は、何もしなければ芽を出しません。水をやって、世話をするといずれ花開きます。「行動力」が大切です。思うことは誰にでもできることで、難しいのは、行動を起こすことだと思います。それから、とても強い「思い」です。何も考えずに行動しても意味がありません。一人一人の大きな志が、差別をなくすには必要不可欠だと思います。
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