【佳作】「だいじょうぶだよ。」 玉井小学校4年 佐藤桜来
「だいじょうぶだよ。」
玉井小学校4年 佐藤桜来
わたしには、ばあちゃん、じいちゃんだけでなく、ひいばあちゃんがいます。お父さんのばあちゃんです。わたしの家の近くに住んでいます。年れいは七十六さいです。わたしが小さいころから面どうをみてくれています。
わたしがおぼえている、一番のひいばあちゃんとの思い出は、わたしが小さいころのことです。わたしが走っていて、石につまずいて、転んでしまいました。すりむいたところがいたくてないていると、ひいばあちゃんが、「なかなくていいんだよ。これで、もう、だいじょうぶ。」と言って、ばんそうこうをけがしたところにはってくれました。そのころのわたしは、ひいばあちゃんのそのやさしい言葉のおかげで、いたいのがとんでいってしまったのを今でもおぼえています。
最近のひいばあちゃんは、いつもは、畑仕事をしたり、テレビを見たりしています。ところがひいじいちゃんが亡くなってからは、ひいばあちゃんの様子が、かわってしまいました。どこか、元気がありません。やっぱりひいじいちゃんがいなくて、さみしいのかなとわたしは思いました。
ひいじいちゃんが亡くなったとき、わたしもさみしくて泣いてばかりいました。そんなとき、お父さんが、「だいじょうぶだよ。」と言って、頭をなでてくれました。それまで泣いていたわたしは、お父さんのその言葉にはげましてもらったのを覚えています。
そこで、わたしも、ひいばあちゃんを元気にしてあげたいと思い、考えました。
一つ目は、「たくさん話をしよう」と考えました。学校で楽しかったこと、いやだったこと、うれしかったこと、楽しみにしていることなど、ひいばあちゃんに聞いてもらおうと思いました。今までも、わたしが学校の話をすると、にこにこしながら聞いてくれます。話しているわたしもうれしくなります。
二つ目は、かたをもんであげようと思います。いつも、畑仕事をして大へんだからです。野菜や花を育てていて、水くれや草むしりが大へんだから、かただけでなく、体のいたいところをマッサージしてあげようと思います。
三つ目は、いっしょに遊ぼうと思います。たとえば、トランプです。ババぬきをしたり、しんけいすいじゃくをしたりしたいと思います。手の運動にもなるし、おぼえなくてはいけないので、頭の体そうにもなるかなと考えました。また、折り紙で、つるやお花をいっしょにおるのもいいかなと思いました。
今までは、わたしのことをはげましてくれたり、おうえんしてくれたりしたひいばあちゃんのために、今度はわたしがひいばあちゃんに「だいじょうぶだよ。」と元気づけてあげたいです。そして、ひいばあちゃんには長生きしてほしいと思います。
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