【優秀賞】平和にくらせるように 大山小学校4年 渡邉麗

平和にくらせるように
 
大山小学校4年 渡邊麗
 
 わたしの夢は、レストランのシェフです。ケーキやお料理をたくさん作ってみたいです。ほかにも夢はたくさんあります。犬やねこをかうこと、学校の先生もやってみたいです。
 たぶん、世界中の子ども達、みんな夢を持っていると思います。
 わたしは、テレビのニュースで、外国が戦争をしたり、ばくだんを落とされている様子を見ました。たくさんの人がなくなったりケガをしていました。わたしと同じくらいの子どもたちが悲しんでいるのも見て、もっともっと悲しい気持ちになりました。死んでしまった子ども達や、ケガや病気で体が不自由になってしまった子ども達にも、きっと、やりたいことや夢がたくさんあったと思うからです。
 国語の時間、アフガニスタンという国の子ども達の様子を書いた話を読みました。中東のアフガニスタンでは、せいじ、宗教、民族などふくざつな事情から今も戦争じょうたいが続いていて、子ども達が当たり前に成長することがむずかしいそうです。生まれてから五さいになる前に空腹や病気で死亡してしまう子どもが多いと聞き、とてもかわいそうに思いました。この国に、日本で使われなくなったランドセルを送られると、子ども達はとても喜んで、勉強にとても集中して取り組むそうです。勉強したくてもできない、やりたいことがあってもできないことが多いんだなと思いました。
 今、わたしは学校に行くことができて、歌も歌えて、走ることもできて、温かいごはんも食べて、気持ちよくふとんでねることができます。とても幸せなことなんだな、と思います。また、世界中のみんなにも、こんなふつうの幸せな毎日がきてほしいなと思いました。
 わたしのひいおばあちゃんのお兄さんは、戦争でパプアニューギニアという国でなくなってしまいました。今もまだ、帰ってくることはできていません。二十二さいのときだったそうです。きっとわたしのように、やりたいことや夢がたくさんあったと思います。もしかしたら、好きな人もいたかもしれません。わたしは、ひいおばあちゃんのお兄さんが、こんなふうになくなってしまったことがとても悲しいです。もう、戦争はぜったいにしてほしくないと思いました。
 わたしが学校で、広島の平和式てんに向けて、千羽づるを折ったことがあります。もう悲しい戦争がおきませんように、というねがいをこめて折りました。
 しかし、今も戦争で悲しい思いをしている人がいます。もうやめてほしいです。みんながたくさんの夢をもって、学校へ行って勉強し、あたりまえで平和な毎日を送れる世界になってほしいです。
 
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