【優秀賞】笑顔で終わろうこの時代を 大玉中学校3年 鈴木さくら
笑顔で終わろう この時代を
大玉中学校3年 鈴木さくら
私は、中学校ニ年生の時に新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者になってしまいました。その頃は、今よりもコロナウイルスの感染者が少なく、大玉村〇人などが普通の時でした。濃厚接触者なので、PCR検査で陰性でも二週間の自宅待機になってしまいました。
学校にも登校できなかったので、私の心は不安でいっぱいでした。定期テストも近かったので、「勉強についていけるのかな。」「学校で何か言われてるかもしれない。」
などの悩みがありました。
しかし、私の不安はすぐにふっとびました。担任の先生はZOOMでリモート授業を開いてくれました。クラスメイトは、映っているかを気遣ってくれたので、よりよいリモート授業でした。休み時間はクラスメイトが話しかけてくれました。
「元気?」と言われたので、返答すると、「元気そうで良かった。」と温かい言葉ももらえて嬉しかったです。また先生は、夜になり、ZOOMでリモート会議を開いてくれた時には、「今日の準備はどうでしたか。」とか、「明日の授業はこんな感じですが、何の授業を見ますか?」などの話をしました。私は担任の先生とは緊張してうまく話せなかったけど、不安な気持ちは晴れました。主任の先生も電話を下さって、「大丈夫?勉強の事はあんまり、心配しなくてもいいからね。」などの温かくて安心する言葉をもらえて嬉しかったです。
しかし、私の勉強への不安が一番ふっとんだのは、クラスメイトの授業ノートのコピーです。その日の授業ノートをソーシャルディスタンスを配慮して担任の先生が家に届けてくれたおかげで、「ここを授業でやっているんだ。解き方はこうしてワークはここを進めるんだな。」ということを理解できました。
個人では、メッセージアプリで「大丈夫?」という心配のメッセージをくれた人も居て嬉しかったし、二週間の自宅待機を終え、登校した時には差別や嫌な言葉をかけられずに生活できたので、「何でそんなこと、心配してたんだろ。」と思いました。本当にみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。
しかし、この世にはまだコロナ差別が起こっています。例えば、新型コロナウイルスの感染が回復したのにも関わらず、接近を拒否されたり、ワクチン未接種者に対する不利益な取り扱い、クラスターが発生した施設関係者に対する暴言やネットでの誹謗・中傷だったり、県外ナンバーの車に乗っているだけで忌避されたり、排除されるという事例が本当にあります。コロナウイルスが流行してからはやくも三年近く経っているので、コロナへの理解が深まっているけれど、コロナ差別が減少しただけであって、無くなってはいません。コロナ差別をされた人は、心に大きな傷を負ってしまうし、それを恐れてしまう人は感染したことを隠してしまうことがあるようです。私も濃厚接触者になる前は他県ナンバーを特に嫌がったり、感染した人とは正直離れたいなという気持ちを持っていました。しかし、濃厚接触者になってから「自分も差別されるかもしれないという不安をもっていたのに、自分が嫌がることをしてはいけない。」という気持ちの変化がありました。新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者になったのは不安だったけれど、気持ちを変化させえくれた部分は良い経験だったと思います。
今は、第七波で感染者が全国で多く出ており、大玉村もたくさんの人が感染しています。この誰でも感染してしまう可能性がある時代で、人が人を傷つけてはいけないと思います。あと何年続くか分からないけれど感染者を責めずみんな一人一人が優しい言葉をかけて、みんな笑顔でこのコロナ時代を終わらせるべきだと思います。私はこの経験を活かして、新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者が居たら、差別をするのではなく、困っていたら助けたり、優しい言葉をかけてあげたりする人生を歩みたいです。
「笑顔で終わろう、この時代を。」
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