【佳作】 こせいをみとめ思いやる気持ち 大山小学校4年 須田咲良

こせいをみとめ思いやる気持ち
大山小学校4年 須田咲良

私は、小学二年生の夏休みに転校しました。最初に転校すると聞いた時は、新しい学校には、どんな友だちがいるんだろう、楽しみだなと思っていました。しかし、だんだんと転校の日が近づくにつれ、仲良しの友だちとはなればなれになってしまうのかと、不安な気持ちでいっぱいになりました。そして最後の登校日になり、クラスメイト全員が手紙や折り紙をくれて、「新しい学校でもがんばってね。ずっと友達だよ。」と声をかけてくれました。なかには泣いてくれている子もいて、すごくさびしくなり、もっと転校するのがいやになりました。学校を出る時には、教頭先生とたんにんの先生が、げんかんまでついてきてくれてお別れのあいさつをしました。本当に最後なんだと、帰りの車の中で泣いてしまいました。

そして夏休みが終わり、新しい学校の登校日がきてしまいました。私はきんちょうすると声が小さくなってしまうことがあるので、みんなの前に立ってあいさつをする時とてもきんちょうしました。それから何日かたっても、周りにどう見られているかが不安で、なかなか本当の自分が出せず、なるべく目立たないように静かにすごしていました。服も地味なものを選んで着たり、他の子とお道具箱がちがうこともすごくいやでした。クラスメイトに、自分から声をかけることもはずかしくてできませんでした。

ある日の図工で、今日は図工室でやりますと言われ、場所が分からずとまどっていると、「こっちだよ。いっしょに行こう。」とクラスメイトが言ってくれました。また違う日には、休み時間にひとりでお絵かきをしていると「いっしょに遊ぼう。何して遊びたい。」と聞いてくれました。声をかけてくれたことが、すごくうれしかったです。その日からだんだんとお友だちがふえて、今では新しい学校のお友だちが大好きです。自分から声をかけたり、さそったりすることもできるようになりました。服も自分がかわいいと思えるものを着たり、周りの子と持っているものがちがくても気にならなくなりました。

人の言葉や行動ひとつで、こんなに幸せな気持ちになるなんてすごいなと思いました。私もこまっている人がいたら声をかけてあげられる人になりたいです。
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