【優秀賞】 自分らしさを大切に 玉井小学校6年 林夏羽

自分らしさを大切に
玉井小学校6年 林夏羽

みなさんは「女の子らしさ」ってなんだと思いますか?「らしさ」の押し付けのせいで苦しんだことはありますか。

わたしはその「女の子らしさ」のせいで悩んだことがあります。わたしはあまり女の子すぎる洋服が好きではなく、いつも男の子っぽい洋服を着ていました。半そで半ズボンのジャージのような物を好きで着ていました。自分的には、そういうものが男の子すぎる洋服とは思っていませんでしたが、ある日友達に「その洋服、めっちゃ男の子じゃん。」と言われ、少しがっかりしました。その時からその言葉をずっとひきずってしまい、家の人に洋服を買ってもらう時に、女の子らしい服を選んでしまいました。優しい色のフワッとしたデザインの半そでと、スカートです。それを着て遊びに行った時に「かわいくなったね。」と友達から言われ、やっぱりこういう女の子らしい洋服の方がいいのかなと思いました。だけど本当の気持ちは、自分にはこういう洋服は合わなくて、少し嫌だなと思っていました。そのとき「自分らしく生きればいい。」この言葉が頭に浮かびました。これは数年前に先生から聞いた言葉です。「好きなもの、好きな食べ物、すべて人それぞれです。だれに何を言われようとも自分らしく生きればいいのです。」この言葉を思い出したおかげで、わたしは男の子みたいと言われても、やっぱり自分の好きな洋服を着ようと思いました。友達の言葉を気にせず過ごすようにしました。

こんな思いをする人は、きっと世界にたくさんいると思います。その中でも、最近ニュースになったのが「りゅうちぇる」さんです。りゅうちぇるさんは、男の人として生まれましたが、女の子らしい洋服を着て、メイクなどもしていました。とてもきれいで、有名な芸能人でした。りゅうちぇるさんが言っていた言葉で、特に心に残ったのは「男とか女とか、どうでもよくない?大事なのは、自分らしさ。」この言葉にわたしは感動しました。ですが、りゅうちぇるさんは先日、自殺をしてしまいました。SNSによる攻撃のようなものを受けたと思われます。わたしは自分の好きな格好をするだけで、どうしてこんなに苦しまなくてはいけないのかと思いました。りゅうちぇるさんが言っていたように「大事なのは自分らしさ」先生が言っていたように「自分らしく生きればいい」この言葉を大事にするだけで、全然変わってくると思います。この言葉をできるだけみんなに教えて、広めて「男らしさ」「女らしさ」の押し付けで苦しむ人がいなくなればいいなと思います。
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