【優秀賞】親しき仲にも礼儀あり 玉井小学校6年 橋本るり

親しき仲にも礼儀あり
玉井小学校6年 橋本るり
 
「親しき仲にも礼儀あり」私は友達と仲良く楽しく生活するために、この言葉を大切にしています。ある日の昼休みの時間、とても仲のよい友達が「るり、それはキモイよ。」と笑いながら言ってきました。その言葉を聞いたとき、私はとても傷つき、涙が出そうになりました。しかし「注意して、相手を怒らせたらどうしよう」と思うと、友達に自分の気持ちを伝えることができませんでした。その後も、休み時間や遊んでいる時に、何度か悪口を言われました。そして私は、「学校に行きたくない」と思うようになりました。ある日突然、「何かあったの。」とお母さんに聞かれました。その時の私はいつもよりも暗い表情をしていたそうです。私は、勇気をもって、仲のよい友達から悪口を言われていること、自分の気持ちを正直に伝えられていないことを相談しました。お母さんは、私の話を真剣な表情で聞いてくれました。そして私に「もしかしたら、相手は、るりのことをばかにして言っていないかもしれないよ。本当の友達だったら、自分が嫌だって思ったことを伝えてみたら」と言いました。私はびっくりしました。そして、とてもモヤモヤした気持ちになりました。「友達だからって、そんなに上手に伝えられるかない。その日はよく眠れませんでした。次の日の休み時間、友達はいつものように私のことをからかってきました。不安な気持ちはあったけれど、勇気をもって友達に話してみることにしました。「うざいって言われると傷つく。ふざけてでも、そういう言葉は使わないで。」友達は、はっとした表情をした後、「本当に、うざいとは思ってはいなかったの。傷つけちゃってごめんね。」と謝ってくれました。
私たちはその後、友達でも言葉づかいには気をつけること。お互いに嫌だと思ったことは、その時に伝えることを約束しました。私は、「自分の気持ちを分かってもらえた」と思いほっとしました。放課後、お母さんに学校で仲直りができたことを話すと、とてもうれしそうな顔をしていました。一人で抱え込まずに、お母さんに相談をしてよかったと思いました。

今回の出来事で、自分の気持ちを正直に話さないと相手に伝わらないことや、辛い時には家族や先生、友達に相談することの大切さに気付くことができました。「親しき仲にも礼儀あり」たとえ友達であっても、言ってはいけない言葉があります。相手のことも、自分のことも大切にしていきたいです。また、もし困っている人がいたら、お母さんのように、相手に寄り添って考えることができる大人になりたいと思いました。
 
このページの情報に関するお問い合わせ先
大玉村TEL:0243-48-3131FAX:0243-48-3137