【佳作】いじめについて 大玉中学校2年 押山咲

いじめについて
大玉中学校2年 押山咲

人権作文の宿題が出たとき、最初に思い浮かべたのは「いじめ」のことでした。「いじめ」は、日本のいろいろな場所で問題になっています。そこで私は、「いじめ」について考えてみました。
まず始めに、「いじめ」とは、ある人が他の人に対して、意図的に、継続的に、心理的または物理的な攻撃を加え、その結果、相手が精神的な苦痛を感じている状態を指します。「いじめ」は、学校だけでなく、最近ではインターネットやSNSを通じても行われています。ちょっとした悪口や陰口から始まり、徐々にエスカレートしていくこともあります。いじめられた人は、自分が嫌われていると感じ、自信を失い、精神的に追い詰められることもあります。中には、耐えきれずに命を絶ってしまう人もいます。これは、「いじめ」がどんなに深刻な問題かを物語っていると思います。
私たち人間には、誰もが尊重される権利があります。人権とは、自分も他人も平等に尊重されるべきだという考え方です。だからこそ、「いじめ」は人権を侵害する行為であり、決してやってはいけません。私たち一人一人が、相手の気持ちを理解し、思いやる心を持つことが必要です。

次にもし、周りでいじめを見つけたら、どうすればよいでしょうか。まず、黙って見て見ぬふりをしないことです。勇気を出して、先生や大人に伝えることが大切だと思います。また、いじめをしている人にも、その行動がどれだけ相手を傷つけているかを伝えることも必要だと思います。私たちができることは、相手を傷つけることなく、助け合いの心を持つことが大切です。
「いじめ」をなくすために、学校だけでなく、家族や地域社会の協力も必要です。友達と仲良く助け合い、違う意見や考え方を尊重する心を育てましょう。また、自分がいじめられていると感じたときは、勇気を出して信頼できる大人に相談しましょう。誰も一人で悩む必要はありません。私たちができるもう一つのことは、「声を上げる勇気」を持つことです。誰かが「いじめ」にあっているときに、あなたが助けの手を差し伸べることが、その人の心の支えになるのです。私は、疑問に思うことが二つあります。

一つ目は、なぜ「いじめ」は起こるのかということです。いじめは絶対にあってはならないことです。それなのに、いじめは起こってしまいます。いじめが起こってしまうのは、一人一人の性格や見た目が異なっているからだと思います。例えば、目が一重の人もいれば、二重の人だっているし、奥二重の人もいます。他にも、身長、体重、好きな食べ物だって、みんな異なります。性格や考えている事が違うからこそ新しい発見や他人から学ぶものがあります。
二つ目は、いじめはどうすればなくなるのかということです。いじめた人のせいで、自ら命を絶ってしまう人が、たくさんいます。みんなと同じ生活をしているだけなのに、いじめられ、ついには耐えられなくなり、命を絶ってしまうのです。罪のない人が命を絶たなければならないのはおかしいと思います。

いじめは、いじめている人も、いじめられている人も決して良い思いはしていません。むしろ、いじめられている人は嫌な気持ちでいっぱいだと思います。いじめについて知ることは誰にだってできます。インターネットで検索したり、聞いたりするなど簡単に知ることができます。いじめについてよく知ることができたら、周りに呼びかけをするとさらに良いと思いました。これらをちゃんとやれば、少しはいじめが少なくなると思います。いじめは、誰かに相談することが難しく、とても辛いです。しかし、相談しなかったら、ずっと一人で苦しい思いをすることになってしまいます。なので、勇気を出して、辛い思いを吐き出しましょう。
私たちが進む未来の社会は、誰もが安心して暮らせる場所でなければなりません。そのためには、一人一人の意識を変えることが大切です。小さなことかもしれませんが、毎日の行動や言葉の中に、思いやりや優しさを込めていきましょう。そうすれば、きっと良い社会になっていくはずです。私も、いじめを見て見ぬふりをせず、困っている人を助ける勇気を持ちたいと思います。友達やクラスメイトと助け合い、みんなが笑顔で過ごせる学校にしたいです。
このページの情報に関するお問い合わせ先
大玉村TEL:0243-48-3131FAX:0243-48-3137