【佳作】みんなが幸せな世界へ 玉井小学校5年 今井奏太
みんなが幸せな世界へ
玉井小学校5年 今井奏太
二年前、ぼくはニュースでロシアとウクライナが戦争していることを知りました。その時のぼくは、まだあまり戦争のことを知りませんでした。だから、「戦争なので一年くらい経てば終わるでしょ。」と思っていました。
ところが、どんなに時間が経っても、戦争は終わらず、被害は大きくなるばかりでした。ぼくは、「どうしてこの戦争はずっと続いているのだろう。」と考えるようになりました。
ぼくは、戦争について気になってきたので調べてみました。すると戦争が起こる理由がいくつか分かりました。領土や資源のうばい合い、民族や宗教のちがいによる対立、そして政治的な意図などです。これまで分からなかったので、「なるほどな。」と思いました。戦争と言っても、結局は、友達同士のけんかと同じような感じがしました。
しかし、国の都合で起きている戦争に、関係のない国民が巻き込まれ、たくさんの人が亡くなっていることも調べていく中で分かってきました。ぼくは、戦争によって犠牲になった人にはどんな人がいるのかについても、気になってきたので調べてみました。
家族を殺された子ども。子どもや妻を殺された人。中には、まだお腹の中に子どもがいる時に死んでしまった人もいました。さらには、生まれてすぐに病院に爆弾を落とされて死んだ赤ちゃんもいます。これらの人々は、兵士として戦争に行っていたわけではありません。自分が生まれた国で、勉強をしたり、ご飯を食べたりと、当たり前の生活をしていた人たちなのです。
ぼくは、日本で生活をしています。だから毎日の生活の中で、爆弾が落ちてくることはありません。その心配もありません。そんなことあり得ないと感じています。しかし、ロシアやウクライナでは、そんな平和な日常は当たり前のことではありません。毎日の生活の中で、爆弾が何度も何度も落とされています。「死」が身近にあるのです。そのような状況では、楽しく安心してくらすことは難しいと思います。
よく考えると、これは人の生きる権利、人権が守られていません。人権は、人が人として普通にくらすためにすべての人がもっている権利です。ロシアやウクライナで起こっていることを見ていると、人権がうばわれていると思います。
ぼくは、すべての人が、平等で、楽しく幸せに生きることができるといいなと思います。そのためには、戦争は絶対に必要ないと思います。戦争をなくすため、そして、起こさないために、ぼくたちにできることがないか考えました、例えば、いろいろな人と話をして、仲よくすることです。おたがいの気持ちを理解することができれば、戦わずに問題を解決することができると思います。また、戦争のおそろしさを知ることも大切だと思います。戦争のある世界から、戦争のない幸せな世界になってほしいと思います。
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