【佳作】ひぼう中傷をやめよう 玉井小学校6年 山口颯太

ひぼう中傷をやめよう
玉井小学校6年 山口颯太

よく、インターネット上で不特定多数の人に対して悪口を書く人がいると聞きます。私はそのような話を聞くたびに、「どうして悪口を書くのか。」「なんのためにやっているのか。」と、疑問に思います。やっている人は、どんな思いなのか、私には全く分かりません。
調べてみると、こういった行いをひぼう中傷というそうです。ひぼう中傷には、悪口だけではなく、「文句」「うそ」「うわさ」もふくまれています。現在は、ひぼう中傷がインターネット上の相手の顔が見えない状態で行われており、多くの人が知らないだれかのせいで、心を痛めてるということが分かりました。また、世界で一番ひぼう中傷が多い国は、日本だそうです。ひぼう中傷による報告書では、被害を受けたとされる四万三千三百八十七件の内、その四割が日本だということでした。そのような話を聞く中で、私は、みんなに優しく、相手を思いやることのできる日本人のよさが、失われてきているのではないかと感じるようになりました。ひぼう中傷をなくしていくことで、優しい心を取り戻し、みんなが楽しく安心して毎日を過ごすことができるのではないでしょうか。そのために私は、二つのことを考えました。

まずは、相手に嫌な思いをさせないことが大事だと思います。人と人とが生活する中で、相手を思いやる気持ちがあれば、お互いに気持ちよく過ごすことができると私は考えます。自分がいやなことをされると誰だって傷つくはずです。それは、みんな同じだと思います。
次にうそや不確かな情報を流さないということです。うそや不確かな情報は、それを信じた人が混乱してしまったりそのうそによって傷つく人も出てきたりすることもあります。さらには、これらのことをインターネット上にのせてしまうと、のせたことをなかったことにしたり、取り消したりすることは、できません。一度に多くの人、それも、こちらのことを知らない人までが、その情報にえいきょうされてしまうということもあります。もしもインターネット上に情報をのせる場合には、その情報が正しいことなのかをしっかりと調べ、目的と責任をもってのせることが大事だと思います。

これらの事を意識することで、ひぼう中傷が減り、これからの社会もよくなっていくのではないでしょうか。このようなひぼう中傷を行っている友達を見かけたら、やめるように伝えていきたいです。私も優しい気持ちをもって友達と接することで、友達も優しさで返してくれる、そんな関係をつくっていきたいと思います。すぐには難しいかもしれませんが、少しずつひぼう中傷を減らしていけたらいいなと思います。一人一人が相手を思いやり、優しい心を育てていくことで、みんなが楽しい気持ちになり、安心して毎日が送れると信じています。私は、これからの社会がよくなっていけることを願います。
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