【優秀賞】自分の行動 大山小学校5年 國分紗羅

自分の行動
大山小学校5年 國分紗羅

私は「いじめ」「差別」について考えてみました。この作文を書く時、いじめや差別はいつからあったんだろうと思いました。私は家族に小さい時にいじめや差別はあったのか聞いてみる事にしました。
まずは、おばあちゃんから聞きました。おばあちゃんの小学生だった時代は障害を持っている子に対する差別があったそうです。障害を持っている子も同じクラスで授業を受けていたそうです。その時、障害を持っている子をからかったり、仲間はずれにしたりというのはあったと言っていました。何もしていないのに、そういう事をされるのは本当に悲しい事、りっぱな差別だと思いました。

次に、お父さんに聞きました。お父さんの小学生の頃も、障害を持っている子に対しておばあちゃんの時のように差別がありました。お父さんは友達と一緒になって、からかったりしていたそうです。何でそんな事をしたのか聞きました。お父さんは、その時は何も深く考えていなかったし周りが皆同じ事をしていたからだと言っていました。今思い返すと、あれはいじめだったしとても悪い事をしてしまったと思うと言いました。話を聞いて思ったのは、人は周りにすぐ合わせてしまうものなんだという事です。楽しい事だったらいいけど、いじめや差別なんだと分からずに周りに合わせるのは怖い事だと思いました。

最後はお母さんに聞きました。お母さんの場合は、クラスメイトの一人を無視するという事です。何が原因でそうなったのかは、未だに分からないそうです。でも、いつの間にかそういう空気になっていたと言います。お母さんも周りに合わせてしまって無視をしてしまったと言っていました。あと、周りに合わせないと次には自分が無視されてしまうかもしれないという気持ちもあったそうです。でもお母さんと数人の友達はすぐに謝りに行ったみたいです。その時に無視を続ける人達からはいろいろ言われたと言います。お母さんは、すぐに仲直りしてくれたけどその無視された人はその時の事をいつまでも忘れないんじゃないかと言います。すごい後悔していました。

三人の話を聞いて「いじめ」「差別」というのは、いつの時代も変わらずあるという事がわかりました。それに、悪い事だというのをあまり意識していない時が一番怖いと思いました。
私は、今までの自分の行動をふり返ってみました。他の人を悪く言ったり傷つける行動はしていなかったと思うけど、無意識にしていたかもと思うと怖くなりました。いろいろな体験の話を聞いて、これからの自分の言葉や行動をもっと気をつけなければいけないとすごく思いました。ちゃんと何が良いか悪いかをきちんと考えられる人になりたいです。
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