湛水直播実証実験

令和7年度 湛水直播実証実験

今年度から乾田直播に加えて、新たに湛水直播の実証実験を行います。田んぼに水を張った状態で、種子を直接播種する栽培方法です。
作業時間や労力が削減できるか確認してまいります。

作業前の田の状況

昨年度までは、そばを作付けしていた圃場です。
水が抜けてしまうといった情報がありましたが、湛水直播で管理してまいります。

4月8日 畔塗り作業

二筆の計2,319平米を利用し、湛水直播の実証実験を行います。
まずは、畔塗り作業。乾田圃場に引き続き行いました。

4月9日 田起こし等作業

田起こしの後、肥料散布まで行いました。
今後は、水を張り代かきの後にドローンで播種をする予定です。

5月14日 ドローン直播

種籾(リゾケア)を15kg使用し、覆土が必要なため、代掻き後すぐの直播を行いました。ドローンの飛行高度は約2メートル。3往復を3回行い、途中、リゾケアの補充を1回。ドローン飛行時間は15分、準備や補充の時間を加えても、約3反を20分で終了しました。育苗の手間を考えると相当な時間を短縮できます。
今後は、芽が出たら、除草剤をドローン散布します。

5月26日 苗を発見

直播した圃場内に見間違いでなければ20本程育った苗を確認しました。草でなければ良いのですが・・・
本日は、水稲除草剤マスラオを散布しました。

6月10日 順調に生育

均平に課題を残しましたが、ドローンによる直播した種は順調に芽吹き、全面が青々と生育してきました。

7月29日 順調な生育

除草剤の効果もあり、雑草が少なく安心したところですが、この暑さと水不足の影響が心配です。
夜中に水を引き込んだとの話も耳にします。農家の皆さんで平等に水を分け合える技術の進歩に期待するところです。
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