【最優秀賞】めぐまれていること 玉井小学校4年 官野 友胡
玉井小学校四年 官野 友胡
あなたは、田んぼを持っているということがめぐまれていることだと感じたことはありますか。ぼくは今年、そのことを知りました。昨年の秋、ぼくは初めてかまを持っていねかりをしました。コンバインを使っていねをかるのですが、そのコンバインが田んぼに入るための入口を作らなければならなかったからです。入口になるところのいねを約十五本から二十本からなければなりません。ぼくはすべて機械だけでは何もできない、やはり人間の力が必要だということを知りました。
作業が終わると、おじいちゃんが、
「がんばったな。うまかったぞ。」
と言ってくれました。ぼくはおじいちゃんにほめられてうれしいと感じただけではなく、今まで感じたことのない気持ちを感じました。こうやって何年もおじいちゃんは、田んぼを守ってきたんだ、ぼくはなんだか、とてもほこらしい気持ちになりました。
ところが、最近大玉村では田んぼが減ってきています。「日本で最も美しい村」連合に加めいし、マチュピチュと友好都市協定を結んでから、田んぼを売りに出して土地にしてしまう人が多いような気がします。そして、その土地が売れて新しい家がどんどん建ってきているのです。
ぼくは田んぼの風景が数年後になくなってしまうのがいやなのです。この大玉村の田んぼがある風景は、今の子どもたちが守っていくべきだと思います。おじいちゃんにも、
「だいじょうぶ、ぼくがうけつぐから。」
と言うつもりです。そしてぼくたちが守った後は、未来の子どもたちが受けついでいくのです。
この大玉村で田んぼを持つことをめぐまれていると感じてくれれば、ぼくはうれしいです。そして、大玉村の田んぼを売らないで、ずっと守ってほしいと、強く願っています。
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産業課農政係TEL:0243-24-8107FAX:0243-48-4448
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