【最優秀賞】「これからの農業で私ができること」 大山小学校6年 菊田実咲

最優秀賞
「これからの農業で私ができること」
 
大山小学校 6年 菊田 実咲
 
 5年生の社会科で学習した、「日本は食料自給率が低い」という課題に対して、小さなことでもよいので自分ができることはないか考えてみました。
 農業はとても大変な仕事です。学校でもサツマイモ作りをしているので、少しだけ農家の人の気もちが分かります。春の苗植え、夏の水やりや草取り、秋の収穫の一つ一つ全てが大変な仕事です。私たちは年に数回だけ、数時間の作業でしたが、農家の人はほぼ毎日、米やいろいろな種類の野菜を苦労して育てていることを考えると頭が下がります。体育科で運動する以上に体を使う重労働をしているのだと思いました。
 また、農業をする人たちが、年々高齢になってきているという問題もあると聞きます。私の祖父母は畑で野菜を作っています。私は、祖父母が作る野菜がとてもおいしいので大好きです。しかし、年を重ねるたび、毎日の仕事が大変になってきていると言っていた時がありました。同じ作業でも若い頃のように働くことが難しくなっているのだそうです。このような話を聞くと、私の身近なところでも実際に高齢化の問題があるのだということを感じます。
「食料自給率が低い」という課題に対してささやかですが、今、私ができることを二つ考えてみました。
 1つ目は、祖父母が畑仕事をしていたら、面倒くさがらずに手伝うことです。私が手伝うことで祖父母の苦労が減ったり、野菜の作り方を知ったりできると思います。
 2つ目は、作るのは難しいと思いますが、できるのであれば家庭菜園で野菜を作りたいです。祖父母の仕事で習ったことを自分でやってみることができると、ほんの少しですが自給自足ができると思います。
 これらのことは、ほんの小さな実践だと思います。でも私は、多くの人が小さな実践をしていくと、日本社会では大きな割合を占めることになり、食料自給率は今よりも高くなるのではないかと考えました。より多くの人が農業に関心をもち、自分のできることから始めてみることが大切なのではないかと思います。
 私は、スーパーマーケットなどで買った野菜もいいけど、自分で手間ひまかけて作った野菜をおいしく食べてみたいなと思いました。
 
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