otama village

佳作かさく　「じょうずにとれたな。」
　ばあちゃんにほめられて、ぼくは、うれしくなりました。なつ休やすみにふねひきのじいちゃんちにいって、トマトとまとのしゅうかくを手てつだったときのことです。ばあちゃんが、
　「いいか、このツルつるのところをもって、はさみできるんだ。」
　とおしえてくれました。ぼくは、はじめてじぶんでトマトとまとをとりました。ばあちゃんにいわれたように、しずかにそうっととりました。はさみでツルつるをきるときは、ちょっときんちょうしました。
「パチンぱちん。」と音おとがして、ぼくの手てより大おおきいトマトとまとがとれました。赤あかくてつるつるして、ずっしりとおもかったです。バケツばけつの中なかは、トマトとまとでいっぱいになりました。ばあちゃんは、ニコニコにこにこして見みてました。
　ぼくは、やさいがにがてです。たべられるのもあるけど、あまりすきではありません。でも、じぶんでとったトマトとまとは、とくべつです。ちょっとすっぱかったけど、いつもたべているトマトとまとよりおいしかったです。ぼくは、ようちえんの年としちょうさんのとき、ミニみにトマトとまとをそだてたことをおもい出だしました。まい日水ひみずをあげておせわをしました。じいちゃんやばあちゃんも、やさいのおせわをして、大だいへんだなとおもいました。おかあさんが、
　「すこしずつ、やさいをたべられるようになるといいね。」
　といいました。ぼくもそうおもいました。
　2年生ねんせいになったら、うちでトマトとまとをそだててみたいです。赤あかいトマトとまとだけじゃなく、きいろやオレンジおれんじいろのトマトとまともあるから、なにいろするか、かんがえ中ちゅうです。ぼくがそだてたトマトとまとを、じいちゃんやばあちゃんがたべたらなんていうかな。いまから、なつがたのしみです。