【優秀賞】「大好きな仕事」 大山小学校4年 佐々木 廉介

【優秀賞】
「大好きな仕事」
大山小学校 4年 佐々木 廉介
 
 ぼくの家には、田んぼと畑があります。田んぼでは米を作って、畑では野菜と果実を作っています。野菜はじゃがいもやにら、白菜などを作っていて、果実はかきやスイカ、イチゴなどを作っています。田んぼや畑で作物を作っているのは、おじいちゃんです。
 おじいちゃんの1日は、朝早くから始まります。4時頃に起きて、田んぼの水がせき止められていないかや、カラスにあらされていないかなどをたしかめるそうです。毎朝、ご飯を食べる前に、2時間くらいかけてたしかめます。
 朝ごはんが終わると、また田んぼや畑に出かけます。作物は生きているので、毎日目をはなすことはできません。休みの日にはぼくもお手伝いします。いっしょにわらでかかしを作ったり、種をまいたり、ひ料をあげたり、水やりをしたりします。いろいろな仕事を手伝っているけれど、それでもおじいちゃんのやることに比べたらほんのちょっとです。おじいちゃんは、
「生き物を育てているんだから手をぬくことはできないんだよ。」
と言います。一生けんめい育てても、台風がきたり、天気がよくなかったりして、うまく育たないこともあります。そんな時は、もう一度畑をたがやし、1から作り直すのです。ぼくはそんなおじいちゃんを見て、すごいなあと思って、おじいちゃんがまた好きになります。
 おじいちゃんが作ったお米や野菜は、直売所に持っていき売ります。そのほかにも、近所の人や友だちにも分けてあげます。作ったもののおいしさを知ってもらい、おいしさを伝えていきたいんだと話していました。おばあちゃんは、おじいちゃんの作った野菜を使って、肉じゃがやに物などを作ってくれます。おじいちゃんが育てて、おばあちゃんが料理したお米や野菜、果物は本当においしいです。おじいちゃんのおいしさを伝えたいという思いが、ぼくにはちゃんと伝わってきます。
 朝早くから仕事をして、一年中休む時もないのがおじいちゃんの仕事。でも、楽しそうに仕事をしているおじいちゃんを見ながら、いっしょに仕事をしているとぼくもやってみたいなという気持ちになります。生きものを育て、おいしさを伝える大切な仕事。農業がぼくは大好きな仕事になりました。
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