【佳作】 「農家への感謝」 玉井小学校6年 安田未歩

【佳 作】
「農家への感謝」
玉井小学校 6年 安田 未歩
 
 みなさんの家族は農業をやっていますか。また、手伝っていますか。私の家庭では祖父が農業をやっています。しかし私は、あまり手伝っていませんでした。農業について意識して考えたこともありませんでした。
 ある日、おやつに出たトウモロコシを食べた時、
「おいしい!」
と、つぶやいた言葉に叔母から
「このトウモロコシはおじいちゃんが作ってくれたものだよ。」
と言われ、私の祖父が店で売られているトウモロコシに勝てるくらいの、おいしいトウモロコシを作っていることを初めて知りました。また、他の日の晩ご飯のおかずに出てきたキュウリの漬け物もとてもおいしく、
「どこで買ってきたキュウリ?」
と、家族に聞くと、キュウリも祖父が作っていると分かりました。祖父が作るおいしい野菜を知っていくうちに、農業に興味がわいてきました。祖父が作っている野菜が気になり、畑を見せてもらうと、なす、トマト、大根、ゆず、かぼちゃ、キウイなどいろいろな食べ物を作っていました。私は、何も知らなかったことを反省する気持ちがこみあげ、いつもおいしい野菜をくれる祖父に初めて自分から感謝の言葉を伝えることができました。
 さらに農業について知ろうと、調べたところ、農家がとても減っているそうです。インターネットに書かれている、若者が農業離れしている理由や農業のイメージを調べてみると、74パーセントの若者が農業をやりたくないと感じていて、「休みがなさそうだから」「収入が安定しないから」「大変そうなイメージが強い」と答えているそうです。しかし、私は、農業は未来のために盛り上げていく必要があると感じるようになりました。
 農業を盛り上げるために私が住む大玉村では、村の直売所でたくさんの農家の野菜が売られています。作った野菜を安定して売ってくれる場所があれば、収入は安定するし、他の農家と協力できると感じます。私は、農業を盛り上げていくために何ができるか考えました。若者の農業離れを止めることはできないかもしれない、将来農業に関わるかも分からない。だからこそ、今は祖父を手伝って、農業を知ることが大切だと考えました。
「おじいちゃん、野菜の作り方教えて!」
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