【佳作】 「そだてるってたいへん」 大山小学校2年 佐藤璃音

【佳 作】
「そだてるってたいへん」
大山小学校 2年 佐藤 璃音
 
 ぼくのおばあちゃんは、にわのはたけで野さいを作っている。でも、ぼくは、のうぎょうがどんなことか、ほとんど知らない。学校でさつまいもやミニトマトをそだてたことがあるくらいだ。
 スーパーに行けば、色んな野さいを売っている。それがどうやって作られてスーパーにならんでいるか考えたこともないし、いつでも買えるのが当たり前だと思っていた。
 ぼくは、自分でも何かそだててみようと思って、ブロッコリースプラウトをえらんだ。外のはたけでそだてる野さいはぼくには少しむずかしそうだし、ブロッコリースプラウトはへやの中で水だけでそだてられるから。
 さらにキッチンペーパーをしいて水を入れ、たねをまいた。めが出るまでは、くらいところにおくらしい。そして、毎日新しい水にしなくちゃだめらしい。そうやってそだてると、2週間で食べられるとせつ明書にかいてあった。
 すごくかんたんだと思って、ぼくはそだてはじめた。でも、かんさつするのをわすれていたり、新しい水をあげなかったりして、たった1さらの野さいをそだてるだけで、ものすごくたいへんな思いをした。ようやく食べたブロッコリースプラウトは、本当においしかった。
 ぼくは、あまり野さいはすきではないけれど、自分でブロッコリースプラウトをそだてたことで、スーパーに大りょうにならんでいる野さいは、たいへんな思いをたくさんしながらそだててくれている人がいるんだなと、はじめて考えることができた。
 これからは、がんばっている人を思いながら、少しずつ野さいをすきになっていきたい。
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