【佳作】 「おじいさんとおばあさんを手伝って」 大山小学校4年 渡邉彩斗

【佳 作】
「おじいさんとおばあさんを手伝って」
大山小学校 4年 渡邉 彩斗
 
 ぼくのおじいさんとおばあさんは乳牛を育てています。ぼくは、冬休みにおじいさんとおばあさんの家にとまりに行ったときに手伝いをして分かったこと、思ったことがあります。
 まず、1日の仕事は朝はえさやり、ふんの始末、さく乳です。昼はえさやりです。夜はえさやり、ふんの始末、さく乳です。牛は生きているので毎日欠かさず世話をしています。休みがないので大変だなと思いました。
 えさは、配合し料(とうもろこしなどをかんそうさせたペットフードのような物)と干し草とサイレージ(牧草を発こうさせた物)を食べさせます。配合し料と干し草は買いますが、サイレージは、牧草地で草をかりとり、ロールじょうに丸め、次に大きなラップで包んで発こうさせます。その作業をおじいさんはトラクターに乗って夏から秋の間にやります。ふんの始末は今はバーンクリーナーという機械でみぞにふんを落として、ベルトコンベアーがたいひしゃまで運んでくれます。昔は、フォークで一輪車に乗せて運んでいたそうです。
 さく乳も今は、パイプラインというシステムで乳首にセットするだけで保冷タンクに集められます。これも昔は、しぼった牛乳をタンクまで運んでいました。
 ぼくはえさやりを手伝いました。さく乳する牛とそうでない牛がいてえさの量がちがうので、おじいさんに聞きながら1頭ずつえさをあげました。あとは保冷タンクのそうじや、子牛用の粉ミルクを作るのを手伝いました。
 次の日の朝も早起きして手伝いをしました。朝ごはんの時におばあさんがしぼりたての牛乳を出してくれました。いつも飲んでいる牛乳とちがって味がこくておいしかったです。しぼうが多く、ざっきんが少ないほど値段が高い牛乳なんだよと教えてもらいました。
 おじいさん達は、牛乳を出荷するために、良いえさと、えい生を守って牛を育てていることがわかりました。仕事で一番大変だと思うことは、休みの日がないことだと思います。それでも、らく農を続けるおじいさん達は、すごいと思います。
 ニュースで年末年始に生乳があまり、はいきのおそれがあると聞いて大変だなと思いました。苦労して作っている牛乳をもっと多くの人に飲んでほしいと思います。
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