【最優秀賞】「農業の大変さを知って」大山小学校6年 浅和晋悟
【最優秀賞】
「農家って大変だな。」
そう思ったのは、父と一緒に人参を育てた時でした。特に思ったのが、人参が育つまでの「困難と苦労」です。困難は2つありました。1つ目は、害虫です。幼虫や成虫が葉っぱや実を食べてしまうことです。2つ目は、モグラによる被害です。収かくの時にワクワクしながらぬいてみると、人参の下半分がなくなっていたり、割れていたりしているものがありました。そして苦労は、毎日の水やりと周りの草むしりです。重いじょうろを持って何回も行き来したり、腰をかがめて伸びた雑草をぬいて後始末をしたり・・・。困難と苦労の連続で、ぼくは農業の過酷さを知りました。
ところがある日、村の直売所に行ったときに「はっ」とするものが目に飛びこんできました。それは、店内にズラッと並べてあった生産者さん達の顔写真です。育てた野菜を持ち、満面の笑顔を見せていたのです。ぼくは(作業は大変でも、それ以上に生産者さんは育てた野菜をみんなに食べてほしくて手間暇をかけて作ってくれているんだな)と、強く感じました。地元でとれた野菜がなんだか誇らしくなってきたぼくに、ある1つの疑問がわきました。くさってしまった野菜や食べ物はどうしているのかということです。そのことを祖父に聞いてみると、
「くさった食べ物はみんな肥料として使っているんだよ。」
と教えてくれました。ぼくは(今でいうSDGsだ。)と感じ、くさっても大切にあつかう祖父や生産者さん達をすごいと思いました。
ぼくは農業に興味をもったことで、困難がもう1つあることに気付きました。それは「天候」です。寒い日が続いたり猛暑になったりして、作り手の思うようにはなかなかいきません。それでも、おいしい野菜を作るためにあきらめないで困難を乗り越えてきているから消費者においしい野菜が届くのです。
父や祖父、生産者さん達を見て、僕の心に火が付きました。やると決めたら最後までやりぬく大人になって、農業を楽しもうと思います。祖父や父のようにトラクターを運転し、2人がびっくりするような野菜を作りたいです。それを直売所やお店で消費者の方々にも食べてもらい、「おいしい」と笑顔になってもらえるように、どんなことにもひるまずに挑戦できる力をつけていきたいです。
「農業の大変さを知って」
大山小学校 6年 浅和 晋悟
「農家って大変だな。」
そう思ったのは、父と一緒に人参を育てた時でした。特に思ったのが、人参が育つまでの「困難と苦労」です。困難は2つありました。1つ目は、害虫です。幼虫や成虫が葉っぱや実を食べてしまうことです。2つ目は、モグラによる被害です。収かくの時にワクワクしながらぬいてみると、人参の下半分がなくなっていたり、割れていたりしているものがありました。そして苦労は、毎日の水やりと周りの草むしりです。重いじょうろを持って何回も行き来したり、腰をかがめて伸びた雑草をぬいて後始末をしたり・・・。困難と苦労の連続で、ぼくは農業の過酷さを知りました。
ところがある日、村の直売所に行ったときに「はっ」とするものが目に飛びこんできました。それは、店内にズラッと並べてあった生産者さん達の顔写真です。育てた野菜を持ち、満面の笑顔を見せていたのです。ぼくは(作業は大変でも、それ以上に生産者さんは育てた野菜をみんなに食べてほしくて手間暇をかけて作ってくれているんだな)と、強く感じました。地元でとれた野菜がなんだか誇らしくなってきたぼくに、ある1つの疑問がわきました。くさってしまった野菜や食べ物はどうしているのかということです。そのことを祖父に聞いてみると、
「くさった食べ物はみんな肥料として使っているんだよ。」
と教えてくれました。ぼくは(今でいうSDGsだ。)と感じ、くさっても大切にあつかう祖父や生産者さん達をすごいと思いました。
ぼくは農業に興味をもったことで、困難がもう1つあることに気付きました。それは「天候」です。寒い日が続いたり猛暑になったりして、作り手の思うようにはなかなかいきません。それでも、おいしい野菜を作るためにあきらめないで困難を乗り越えてきているから消費者においしい野菜が届くのです。
父や祖父、生産者さん達を見て、僕の心に火が付きました。やると決めたら最後までやりぬく大人になって、農業を楽しもうと思います。祖父や父のようにトラクターを運転し、2人がびっくりするような野菜を作りたいです。それを直売所やお店で消費者の方々にも食べてもらい、「おいしい」と笑顔になってもらえるように、どんなことにもひるまずに挑戦できる力をつけていきたいです。
このページの情報に関するお問い合わせ先
産業課 農政係TEL:0243-24-8107FAX:0243-48-3137
産業課 農政係TEL:0243-24-8107FAX:0243-48-3137