【佳作】言葉の銃 玉井小学校5年 渡邉悠真
言葉の銃
玉井小学校5年 渡邉悠真
けんかをすると悪い言葉を言ってしまう。いやになったとき、汚い言葉を吐いてしまう。なぜか言いたくないのに悪い言葉を吐くことがある。自分は言ったら心が落ち着くけれども、言われた人はひどくきずついてしまう。それでまたけんかになる。悪い言葉はけんかのもとになるかもしれないのに、「友達だから、知り合いだから、少しくらい悪口言ったって、大丈夫。」なんて思ってしまう。しかし、その言葉が銃になり、悪口を吐いたら引き金を引き、相手の心をきずつけてしまう。そして、友達と仲が悪くなり、話さなくなってしまうかもしれない。それがいじめになってしまうかもしれない。すごく仲のよい友達は、あやまったら、「いいよ。」と言ってくれるかもしれないけれども、きっと心の中では、「いやだな。」と思っているかもしれない。自分もけんかをしたとき、悪口を言ってしまうことがある。相手に言われたこともある。その時は本当にいやだった。そう自分でも分かっているけれども、言うのは簡単で、後から、「なんであんなこと言ったんだろう。」とか、「言いすぎたかな。」と思って余計に気持ちがごちゃごちゃになる。なんでけんかになったか思い出すと、自分が悪い時もある。それで、「ごめん。」を言うだけなのに、そう簡単にはあやまれない。相手が悪かったとき、強く言ってしまってけんかになり、また後から「もっとやさしく言えばよかったな・・・。」と自分で思う。けんかをするのはあまりよくないけれども、悪口を言う方がもっと悪い。「けんかをした時、つい悪口を言いたくなるかもしれないけれども、その時は相手の気持ちを考えて、言葉を選んだらよかったな。」と思うことがある。だから、自分も今後は相手もなっとくできるような意見を言ったり、相手が失敗しても強く言わず、はげますようにやさしく言ってあげたりする。相手の心を落ち着かせたり、心の支えになったりする言葉のクッションを使っていきたい。友達とけんかした時、友達は悪口ではなく、自分がなっとくするようなことを言ってくれた。ぼくもそういう人になりたい。自分も友達とけんかした時、相手がなっとくするようなことを言って、けんかをおさめようと思った。最初はうまく言えず、逆にけんかが広まってしまった。やっぱりぼくには相手がなっとくするような言葉は言えないんじゃないかと思った。でも、またけんかをした時に言ってみたら相手はなっとくしてくれてすぐに仲直りができた。やっぱり相手の心をきずつけて、けんかを広める「言葉の銃」より、相手をなっとくさせてすぐに仲直りできる「言葉のクッショ」のほうが全然良いと思った。だからこれからは、相手の心を落ち着かせられる言葉のクッションを大切にしていきたいと強く思った。
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