【佳作】相手に気持ちを伝えるには 大山小学校4年 武藤翔

相手に気持ちを伝えるには
大山小学校4年 武藤翔
 
 ぼくは一年生のころに剣道を始めました。今も友達といっしょにやっていてとても楽しいです。
 始めてからすぐにコロナウイルスが流行しマスクやフェイスシールドをつけた稽古をしなくてはならなくなりました。稽古が出来ない日も多くなりました。その間、ぼくは家で素振りの練習をしましたが、やっぱり仲間とする稽古の方が楽しいです。時には、試合のメンバーに選ばれるかでライバルになったりしますがとても大切な仲間です。仲間と一緒に試合にでたり、稽古の合間に遊んだり、いろいろな話をしたり、とても大切な時間です。剣道の試合では、選手も応援する人も「頑張れ。」の応援や声を大きくし、騒いだりしてはいけません。一本をとってもガッツポーズもしてはいけません。それはたたかう相手にけい意をはらっているからです。ぼくは、一本をとっても心の中でガッツポーズをし、たたかう相手に感謝をするようにしています。
 ぼくは剣道を始めるまでははずかしくてあいさつができませんでした。あいさつをしようと思ってもその一言が出ませんでした。剣道では礼ぎやあいさつをすることが基本です。道場に入るとき、出るときも礼をしてあいさつをします。うつときに、「面、小手、どう。」の言葉がなければ一本には、なりません。かかりげいこやじげいこでは、大人から子どもまで一緒に向き合います。先生や先ぱいのアドバイスに大きな声で返事をかえします。返事をしたつもりでも、小さな声では周りの声にかき消されてしまいます。相手にしっかり気持ちは伝わりません。初めは、声が小さくて注意をされたり、相手に伝わらないことばかりでした。しかし、だんだん声を出すことにも慣れてきて、相手にも気持ちが少し伝わるようになった気がします。
 剣道でぼくは、相手に気持ちを伝える大切さを学びました。気持ちを伝えるには相手に伝わる声と伝える気持ちが大切です。相手と気持ちを伝えあうことで、自信を持つことができるようになりました。また、ぼくは声を出すことで自分の力が出せるということにも気がつきました。声を出すと自然と強い気持ちになり、体も動きます。これからも、ぼくは声を出して自分の気持ちを伝え、強い気持ちで色々なことにちょう戦していきたいです。
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