【佳作】 人権教室で学んだこと 玉井小学校4年 今井直斗

人権教室で学んだこと

玉井小学校4年 今井直斗

人権。初めて聞いた言葉です。学校で、人権について学びました。人権とは「自分のことや相手のことを大切にすること」だそうです。

ぼくの友達は、みんな親切にしてくれるし、休み時間になると、遊びにさそってくれるし、けがをすると、やさしく声をかけてくれます。そんな時、ぼくは一人じゃないんだと思って、安心してうれしい気持ちになります。だから、毎日楽しく学校に来ることができます。

ぼくは、話を聞きながら、家族の事ことを思い出しました。

ぼくの家は五人家族です。家族をささえている父は、お店の内そうのせっ計をしています。お店には、いろいろな人が買い物に来るそうです。お客様が、楽しく安全に買い物ができるように、いつも考えています。五年生の姉とは、ちょっとしたけんかもするけれど、なかよしです。ぼくのことを心配したり、よく声をかけたりしてくれます。また、祖母はいそがしい母に代わって、ぼく達が学校から帰るのを待っています。時々、外で待っていたり、と中までむかえに来ていたりします。暑い日は、タオルを持って待っているのです。

いそがしいぼくの母は、病院でかんご助手の仕事をしています。手術のため会議などで、夜の十時をすぎて帰って来るときもあります。それなのに、ぼく達の宿題をちゃんと見てくれます。ちゃんとやっているのか、ていねいに書いているのか、見る目もきびしいし、おこるとすごくこわいです。ごまかすことはできません。どうして、そんなにきびしいことを言うのか考えてみました。母は、命に関わる仕事をしているからだと思います。人の命は、一つしかないことをよくわかっています。だから、ぼく達にちゃんとした大人になってほしいと思って、きびしくしているのだと思います。でも、きびしいだけではありません。母は、いそがしいのですが、いっしょに宿題をしたり、わからないところを教えてくれたりします。いっしょに考えてくれたりもします。また、ご飯を食べる時は、ぼくの好きなおかずを多くしてくれたり、自分のお皿からそっと分けてくれたりするのです。

ぼくは、みんなに大事にしてもらっていることに気が付きました。もし、ぼくがみんなに好かれていなかったら、親切にしてもらえなかったら、むしをされていたらどうしよう。急に不安になりました。そうなったらきっと「学校に行きたくない」そう思うかもしれません。だから、自分が友達や家族に大事にされているように、周りの人のことも大事にしようと思います。そして、信用される自分になりたいです。

人権教室を通して、今まで当たり前のように思って気が付かないでいたことに、ほんの少し、気が付くことができた気がします。これからは、友達や家族、周りの人のことをきず付けないように、今よりもっと大事にしていきたいと思いました。
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