【優秀賞】 言葉の大切さ 玉井小学校4年 佐久間日乃香
言葉の大切さ
玉井小学校4年 佐久間日乃香
「欠かん品」
二年生の時に言われた言葉です。その時は、その言葉の意味が分からずにいました。しかし、私の左目の横にあるあざを見て言われた言葉だったので、あまり良くない意味なのかなと思いました。
家に帰ってから、お母さんに、その話をしました。すると、お母さんは何も言わずに泣いてしまい、とにかく泣いていました。後からその言葉の意味を知った時、とても心が痛くなり、何でそんなことを言うのだろうと思いました。そして、お母さんがあの時泣いていた理由も分かりました。
ある日、プールの授業で水着になった時に「なんで日乃香ちゃんのうでには、毛が少し生えているの。」と友達に言われました。今まで気にしたことがありませんでした。しかし、そのことを言われ、私だけ何かみんなとちがうのかなと悲しい気持ちになってしまいました。しかし、その時に、一緒にいた友達が「そんなこと言っちゃだめだよ。」と言ってくれたのです。友達が注意してくれたことで、最初は傷ついていた心も、その言葉でとってもうれしくなりました。そして、私のうでの毛のことを言ってしまった友達も、すぐに「ごめんね。」と謝ってくれました。友達が注意してくれていなかったら、私はきっと傷ついたままだったので、友達にはとても感謝しています。
その時の担任の先生が、私の身体のことで友達に言われてしまった時に「一人一人こせいがあって、みんな大好きです。」と言ってくれました。この言葉を聞いたとき、私は欠かん品ではないんだ、みんなそれぞれちがうところがあっていいんだと心がほっとしました。
言葉には、言って良い言葉と、悪い言葉があります。例えば、良い言葉は言われたらうれしい気持ちになります。しかし、悪い言葉は人を傷つけたり、悲しませたりします。私は、今回悲しい気持ちになりましたが、私もふだん何も考えずに言葉を使ってしまうことがあります。もしかしたら、私が相手のことを傷つけるがわになるかもしれません。そうならないためにも、この言葉を言ったら相手はどう思うのか、先のことまで考えていきたいです。もし自分の言ったことで相手が傷ついてしまった時は「ごめんなさい。」とすぐに言えるようにしたいです。もし、まちがったことを言っている人がいたら、注意して気付かせてあげたいです。
言葉一つで、人を傷つけたり、喜ばせたりします。これからも、言葉の大切さをよく考えながら生活していこうと思います。そして一人一人が相手のことを考えて、傷つく人が減っていくといいと思います。
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