【優秀賞】 みんなのおかげできづいたやさしさ 大山小学校4年 若松志穂
みんなのおかげできづいたやさしさ
大山小学校4年 若松志穂
私は三年生の時、転んで足をこっせつしたことがあります。いたくて歩けなくて、家や学校でも松葉づえを使って生活していました。かた方の足が使えないということは、すごくふべんでした。ふつうに歩くこともできないので、毎日お母さんに車で送りむかえをしてもらいました。立つこともいつも通りにいかないし、大好きな体育も、一人で教室にのこって勉強していました。また、三年生の教室は二階だったので、階だんを登るのがすごく大へんでした。
初めて松葉づえをつかって学校へ行く時、友達にはどう思われるか、うまく松葉づえを使えるかすごく心配で、学校に行きたくない気持ちになりました。
松葉づえを使っている私を見て、みんなおどろいていました。でもクラスのみんなが、「荷物を持つよ。」「しほちゃん大じょうぶ?」「かたにつかまっていいよ。」と声をかけてくれました。自分の荷物だけでもたくさんで重いのに、ランドセルなど私の分まで持ってくれたり、トイレに行くときには一緒に行ってくれて、手をあらうときには、松葉づえをもってくれました。
私はちょっぴり照れくさくい気持ちもあったけど、すごくうれしくて、あたたかい気持ちになりました。みんなが助けてくれたおかげで、学校に行く前のもやもやした気持ちもどこかへいってしまいました。
こまっているときに、助けてもらえて本当にうれしかったです。こっせつはいたくてつらかったけど、みんなのやさしさを知れてよかったなと思います。私もこまっている人がいたら声をかけて助けたいと思いました。
学校で、台ふき係の友達が一人で大変そうだったので手伝ったことがありました。友達から「ありがとう。」と言ってもらえました。手伝った私もすごくうれしい気持ちになりました。私のことを助けてくれた友達も、その時こんな気持ちだったのかなと思いました。
自分一人だけがよくなるようにではなく、まわりの人もいい気持ちになれるように、こまっている人がいたら声をかけて私にできることをしたいと思います。声をかけるのにちょっと勇気がほしいけど、がんばって言いたいです。「だいじょうぶ?」って。
このページの情報に関するお問い合わせ先
大玉村TEL:0243-48-3131FAX:0243-48-3137
大玉村TEL:0243-48-3131FAX:0243-48-3137