【佳作】ヘアドネーションに思いをこめて 大山小学校5年 石川侑季
ヘアドネーションに思いをこめて
大山小学校5年 石川侑季
私は四年生の時に、中学一年生の姉と一緒に、ヘアドネーションをしました。私が、へアドネーションを知ったきっかけは、幼稚園生の時に、祖母が新聞でヘアドネーションをした女の子の記事を見せてくれたことです。そして、祖母がヘアドネーションをすすめてくれました。私は、やってみようという気持ちになりました。最初は、なんとなくかみを伸ばしていただけでした。小学生になり、姉とヘアドネーションについて調べてみました。
ヘアドネーションとは「病気や事故でかみを失ってしまった子供たちのために、医りょう用のウィッグを作るために、かみを寄付する活動」です。ウィッグは無しょうで届けられます。寄付するかみには条件がありました。長さが31センチメートル以上必要ということでした。
私はまだ小さかったので、長いかみを毎日洗って、ドライヤーで乾かすのは大変でした。時々、トリートメントをするのが面どうになったり、疲れてかみを乾かさないでねてしまうこともありました。私は、かみを洗うとき、乾かすとき、くしでとかす時、かみを結ぶ時など、寄付すると決めた時から、いつも誰かのかみになることを考えいたので、かみを雑にあつかってしまった時はとても後かいしました。私のかみで作ったウィッグで、誰かに笑顔になってもらいたいと思っているからです。姉と比べて、私のかみは、伸びるのがおそいので、頑張って31センチメートルを超えるまで伸ばしました。
そして、姉と、かみを切る事を決めました。母に、ヘアドネーションができる美容室を調べてもらい、連れて行ってもらいました。私は、母にかみを切ってもらっていたので、初めて美容室に行きました。大きな鏡の前のイスに案内され、大きなケープをかけてもらいました。かみをていねいにとかしてもらうと少しずつ束に結ばれました。切る直前に、今まで大切に伸ばしてきたかみを切ってしまい短くなるのは少しイヤだと思いました。でも美容師さんが「がん張って、きれいに伸ばしたね。ウィッグをもらうのは子供だから、大人のかみより、同じかみの方が喜はれるんだよ」と教えてくれました。私は、ロングヘアが好きです。ウィッグを必要とする人もロングヘアが人気だと調べた時に書いてありました。だから、やっぱり私のかみが役にたつといいなと思いました。私のかみの毛は、45センチメートルを8束、姉は55センチメートルを16束、寄付することができました。
そして、一人でも多くの人の笑顔につながってほしいと思います。姉も、必要とする人の不自由な生活を明るくするきっかけになればいいと言っていました。だから私が、新聞で知ったように、この活動の事をもっと色んな人に広めたいと思い、母に新聞にのせてもらいました。私は、またかみが伸びたらヘアドネーションをしたいと思っています。
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