【佳作】親切で人けんをそんちょうすることのできる世界に 玉井小学校5年 丹野芽依

親切で人けんをそんちょうすることのできる世界に
玉井小学校5年 丹野芽依
 
私は四年生の時「人けん」という言葉を初めて知りました。授業の中で、世界には戦争や貧困によって苦しんでいる人たちがたくさんいて、人けんしん害されているということを学習し、残こくだと思いました、戦争や貧困がない、平和な世界になってほしい。そこで私ができることとして、周りの人たちに親切にして、周りの人たちを大切にしていきたいと思いました。
私は、小さいころから友達に親切にしています。でも、なぜ親切にするのか深く考えてはいませんでした。反対に、私も友達から親切にしてもらったことがあります。落としたえん筆を拾ってもらったり、どうすればいいかわからないときに教えてもらったりしました。私は、親切にしてもらってとてもうれしかったし、助かりました。だから私も、困っている人がいたら助けたいと思いました。でも私は、知らない人に声をかけるのが苦手です。相手を助けたいと思っても、知らない人に声をかけるのはとても勇気がいります。以前、母とゲームセンターに行った時、近くにいた親子が十円玉を落としてしまったようで「あれ、十円玉無くなっちゃったね。」と言っているのが聞こえました。私は、その親子が落としてしまった十円玉が床に落ちているのがわかり、拾って渡そうとしました。でも、声をかける勇気が出ずその場で立ちつくしてしまいました。結局その親子はどこかへ行ってしまい、十円玉を渡すことができませんでした。私は渡せなかったことで心がモヤモヤして、やっぱり声をかければよかったと後かいしました。今でもそのことを後かいしています。だからこそ、次に私が誰かを助けられる場面に出会ったら、勇気を出して親切にしようと決意しました。

しかし、声をかける勇気がなかなかわいてきません。なぜなら、余計なお世話になってしまったらどうしようと、声をかけたその後のことを想像し、不安になってしまうのです。でも、このままではいけないと思いました。そこで私は、親切にしたいという自分の気持ちを大切に、行動してみることにしたのです。
学童でのことです。四年生が三人、水道の前に並び、その後ろに私がいました。すると、私の後ろにもう一人、四年生がいたことに気付きました。私は、四年生同士で一緒に並べたらうれしいかなと思い、後ろの子に順番をゆずりました。すると「ありがとう」とお礼の言葉が返ってきました。その言葉を聞いたしゅん間、勇気を出して、親切にしてよかったと思いました。そして私は、なんだが勇気の道を一歩踏み出せたような気がしました。これからは、もっともっと親切にしたいという気持ちで心の中がいっぱいになりました。
これからも私は、勇気を出し親切な行動をして、みんなを大切にし、人けんをそんちょうすることのできる世界にしていきたいです。
 
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