【佳作】相手の立場になって 玉井小学校5年 鈴木結愛

相手の立場になって
玉井小学校5年 鈴木結愛
 
私は、母に「自分がされていやなことは、人にしてはいけないよ」とよく言われています。でも、その言葉の意味を深く考えたことがありませんでした。いじめが原因で自さつをしてしまったり、学校に行きづらくなり不登校になってしまったりする人たちがいるというニュースをよく見ます。どんなに辛くて苦しかっただろうと、自分の発言や行動を改めて考えさせられます。
私は、ろう下を走っていた友達に注意をしました。しかし友達が注意を聞いてくれず、言い合いになりました。そして私は、「絶好しよう。」と言ってしまいました。絶交なんて本気で思っていたわけではなかったのに、つい言ってしまいました。家に帰ってそれを母に話すと「絶交なんて、かん単に言ってはいけないよ。」と言われました。私は、友達のためを思って注意したつもりでしたが、言い方が悪かったから友達も話を聞いてくれなかったのかもしれないと思い、反省しました。でも、悪いと思ったら謝ればいいのですが、素直になれません。私はなやみましたが、言葉にしないと相手に自分の思いは伝わらないので、次の日に友達に謝りました。そして仲直りをすることができました。

また私は、友達が悪口を言われていたり、いじめられたりしている時は、勇気を出して声をかけることができる人になりたいと思っています。以前、体育の時間にバレーボールもしていて、私はうまくボールを返すことができませんでした。すると男子に、「もうやらなくていいよ。」と強い口調で言われたことがありました。その時私は、とても悲しい気持ちになりました。するとそれを聞いていた友達が、「大丈夫だよ。頑張って。」と声をかけてられて、その言葉に支えられて頑張ることができました。思ったことを口に出すことは悪いことではありません。しかし言い方次第で伝わり方は違うと思います。自分が言った一言で、言われた相手はどんな思いをするのかを、私も考えなければならないと、自分が言われてみて改めて思いました言葉はむずかしいものだと思います。やさしい言葉や相手をはげます言葉は、人の心を安心させて、幸せにしてくれます。逆に、ひどい言葉や強い言い方は、言われた人やそれを聞いていた周りの人、そして言った本人も心が傷つき悲しくなってしまいます。私は、言葉の選び方や言い方について、まだまだ自信がありません。でも、自分もふくめ、友達や周りの人達みんなが幸せになるような言葉を使っていくことができるようにしたいです。
今の私は、母の「自分がされていやなことは人にしてはいけない」という言葉の本当の意味を理解できるようになってきました。この言葉を忘れずに、みんなを笑顔にできる人になりたいです。
 
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