【最優秀賞】「がんばれ、おばあちゃん」 大山小学校1年 斎藤 創

【最優秀賞】
「がんばれ、おばあちゃん」
大山小学校 1年 斎藤 創
 
 ぼくのおばあちゃんは、くだものづくりの名人です。おばあちゃんのつくるくだものはおみせでうっているものよりあまくておいしいです。ぼくは、とくに、りんごが大すきです。うすくわぎりにしてたべると、パリパリしゃりしゃりしておいしいです。
 大みそかのよる、ごはんのときに1人ずつこ年のことをふりかえっておはなしをしました。おばあちゃんは、
「こ年は、カラスになしをみんな食べられて、本とうにたいへんな一年だった。」
といっていました。ぼくは、よくわからなかったので、
「どういうことかおしえて。」
とききました。すると、こ年は、いつもよりたくさんカラスがきて、なしをほとんどたべてしまったそうです。ふくろにつつんでいたなしも、おとして、ふくろをやぶってたべてしまったそうです。だから、いつもはたくさんとれるなしが、こ年はほとんどとれませんでした。
「カラスをおいはらえばよかったのに。」
とぼくがいうと、
「カラスのきらいな音をならしたり、とりのかたちをしたたこをあげたり、ロケット花火でおいはらったりしたけれどだめだったんだよ。」
とおしえてくれました。ぼくは、おばあちゃんがたいへんだったんだなあとおもいました。
 ぼくは、なつ休みに、おばあちゃんのつくったももをちょくばいじょにもっていって、たなにならべたことがあります。そのとき、
「このもも、おいしいんだよね。」
と、おきゃくさんにいわれました。ぼくは、とてもうれしかったです。
「こ年は、くだものをつくるかまよっているんだ。」
と、おばあちゃんがはなしていたけれどカラスにまけないでおいしいくだものをつくってほしいです。
 がんばれ、おばあちゃん。
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