【優秀賞】「おばあちゃんとフードロス」 大山小学校6年 渡邊 壮偉
【優秀賞】
おばあちゃんは農業経験者ではないので、最初は、様々な試行錯誤をしていました。ネギを作ろうとしたら、曲がってしまったり、大根をぬいた時に、短すぎて、こしを打ってしまったりしたそうです。そんな大変な苦労があったことなど知るよしもない僕は、もらったネギやら大根やらを、うまいうまいと食べているだけでした。
半年がたち、おばちゃんが家に来た時のことです。12月なので、旬はみかんです。僕は、何気なくみかんを食べていました。もちろん、みかんは僕のお腹の中に消えていきます。僕が手についたみかんの皮を捨てようとしたその時、目の前におばあちゃんが立ちはだかりました。すると、僕に向かってこう言いました。
「肥料として使えるから、私が持って帰るよ。だから、捨てるなんてもったいないことはしないの。」
はたから見たら、けちけちしているおばあちゃんかもしれません。最初は僕もそうでした。けれど本当のことはちがいました。2週間ほどたっておばあちゃんの家に行ったとき、畑にみかんの皮やらにんじんの皮やらいろいろと捨ててあったのです。ぼくは、おばあちゃんに、
「なんで、野菜の皮とかを、畑に捨てているの?。」
と、聞きました。するとおばあちゃんは、
「それは、土にとっての栄養だからだよ。」
と、答えてくれました。
おばあちゃんのしていることは、もしかしたら農業に関係ないかもしれません。しかし、最近地球温暖化の問題が深刻となる中、フードロスという言葉が話題になっています。食べ物を単に捨てるだけではなく、肥料にするなどして、次の食べ物につながる行動を一人一人が続けていけば、むだがへり本当に食べ物が必要な人々に回っていくかもしれません。
おばあちゃんがみかんの皮を捨てている畑は、見映えは悪いかもしれません。しかし、おばあちゃんの行動には、地球規模の問題を解決するためのヒントがかくれていました。これで自分が関心を持つ理由が分かりました。
「おばあちゃんとフードロス」
大山小学校 6年 渡邊 壮偉
僕のおばあちゃんは、1年半ほど前から農業を始めました。そんなおばあちゃんに僕は関心をもっています。どうして関心をもったのか、さかのぼって考えてみました。おばあちゃんは農業経験者ではないので、最初は、様々な試行錯誤をしていました。ネギを作ろうとしたら、曲がってしまったり、大根をぬいた時に、短すぎて、こしを打ってしまったりしたそうです。そんな大変な苦労があったことなど知るよしもない僕は、もらったネギやら大根やらを、うまいうまいと食べているだけでした。
半年がたち、おばちゃんが家に来た時のことです。12月なので、旬はみかんです。僕は、何気なくみかんを食べていました。もちろん、みかんは僕のお腹の中に消えていきます。僕が手についたみかんの皮を捨てようとしたその時、目の前におばあちゃんが立ちはだかりました。すると、僕に向かってこう言いました。
「肥料として使えるから、私が持って帰るよ。だから、捨てるなんてもったいないことはしないの。」
はたから見たら、けちけちしているおばあちゃんかもしれません。最初は僕もそうでした。けれど本当のことはちがいました。2週間ほどたっておばあちゃんの家に行ったとき、畑にみかんの皮やらにんじんの皮やらいろいろと捨ててあったのです。ぼくは、おばあちゃんに、
「なんで、野菜の皮とかを、畑に捨てているの?。」
と、聞きました。するとおばあちゃんは、
「それは、土にとっての栄養だからだよ。」
と、答えてくれました。
おばあちゃんのしていることは、もしかしたら農業に関係ないかもしれません。しかし、最近地球温暖化の問題が深刻となる中、フードロスという言葉が話題になっています。食べ物を単に捨てるだけではなく、肥料にするなどして、次の食べ物につながる行動を一人一人が続けていけば、むだがへり本当に食べ物が必要な人々に回っていくかもしれません。
おばあちゃんがみかんの皮を捨てている畑は、見映えは悪いかもしれません。しかし、おばあちゃんの行動には、地球規模の問題を解決するためのヒントがかくれていました。これで自分が関心を持つ理由が分かりました。
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産業課農政係TEL:0243-24-8107FAX:0243-48-4448
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