【佳作】 「農業を経験して」 玉井小学校5年 麻生悠禅

【佳 作】
「農業を経験して」
玉井小学校 5年 麻生 悠禅
 
 ぼくの家は農家です。主に、きゅうりやトマト、バジルなどの野菜を作っている野菜農家です。ぼくは、よく休みの日に畑の手伝いをします。手伝いをしながら、将来は農業の仕事をしたいと考えるようになりました。
 家族が畑の仕事をしている様子を見ていた時、農業の大変さだけではなく、野菜を育てることの楽しさやおいしい野菜ができたときの喜びを感じたので、ぼくもやってみたいと思ったからです。
 祖父母や母が別の仕事に行っているときは、曾祖母が主に畑の仕事をしています。曾祖母は夏の暑い中、じゃがいもがくさっていないか、動物に食べられていないかなど、1つ1つ畑を見て回っています。どんなに暑い日でも欠かせない仕事の1つです。他には、水の調節に気をつけています。野菜の種類によって、水をあげすぎてはいけないもの、水が必要なものがあるので、野菜の様子を見極めて水をあげなければなりません。その野菜に対する曾祖母の姿を見ているので、できるだけ休みの日は手伝おうと思いました。
 今年の夏もジャガイモの収穫を手伝いました。バケツに、ほったジャガイモを詰める作業は、かがんでやらなければならないのでとてもつらかったです。しかし、たくさんのジャガイモがとれたので、そのこしの痛さも吹き飛ぶくらいうれしかったです。そのイモは出荷してみんなにおいしく食べてもらえると思うと、ますますうれしくなりました。ぼくも家で、そのイモをスイートポテトにしたり、ふかしたりして食べながら、曾祖母が一生けん命育ててくれたことに感謝しました。
 ぼくが手伝ったのは少しかもしれないけれど、農業の仕事をして考えたことは、農業は生きていくためにとても必要で大切な仕事だということと、つらいこともあるけど、育て成長していくのを見る喜びや収かくできる喜びが感じられる仕事だということです。
 今年の夏に、ぼくが育てていたトマトがイノシシに食べられるということがあり、とても悲しい思いをしました。一生けん命育てたのに残念でした。そういう思いをしないためにも、たくさんの野菜を育てる手伝いを通して農業の仕事を覚え、将来に役立てられるようにしたいです。
 来年は、トウモロコシにちょう戦しようかな。
このページの情報に関するお問い合わせ先
産業課農政係TEL:0243-24-8107FAX:0243-48-4448