【佳作】 「大好き!大玉産!」 大山小学校6年 渡邊凜

【佳 作】
「大好き!大玉産!」
大山小学校 6年 渡邊 凜
 
 私はご飯が大好きです。毎朝、ご飯を食べることから1日が始まります。私の家では大玉産のお米を食べています。大玉産のお米を食べると、1日がんばる力がわいてきます。
 大玉村では米作りが盛んです。私の祖父も、以前、お米を作っていました。5月には家族総出で田植えをし、水の管理に気を配りながら育てて、10月に稲刈りをします。
 私が小学2年生だったころには、今となってははずかしい思い出があります。田植え作業のため、私の家族は田んぼに入っていました。まだ背も小さかった私は何もできず、田んぼの外から見ているだけでした。そのうち、どうしても一緒に田んぼに入りたくなってお願いしたら、祖父が笑って私の手を引いてくれました。結局何もできずに転んでしまって、私は泥だらけ。かえって家族に手間をかけさせてしまいました。それでも、あのとき私のとなりにいた祖父は、とても優しい笑顔で笑っていたのを覚えています。
 私の祖父が育てたお米はものすごくおいしいです。私は祖父に、
「なんでそんなにおいしいの?」
と聞いてみたことがあります。祖父は、
「じいちゃんのお米を食べてくれる人たちが、おいしいなと感じてくれるように、一生けん命汗をかきながら、大事に育てているからだよ。」
と言っていました。祖父の思いを知って、祖父を尊敬したし、お米がもっと好きになりました。そんな祖父が体調をくずし、米作りを止めることになりました。それを聞いたときはびっくりしました。今、私の家では知り合いの方からお米を買うようになりました。このお米も大玉産で、少しさみしさもありますが、もちろんとてもおいしいです。
 お米は作れないけれど、祖母が畑で野菜を育ててくれています。ブロッコリーやキャベツ、白菜、大根、にんじんなど、私の祖母は何でも作ることができます。腰が痛くても一生けん命野菜を育てている祖母のことも、私は尊敬します。
 直売所には、大玉村でとれたお米や野菜がたくさん売られています。私も両親と一緒によく買いものに行きます。これからも、大玉のめぐみをたくさん食べたいです。そして、大きな声で伝えます。
「大好き!大玉産!」
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