【佳作】「努力にありがとう」大山小学校5年 山本侑舞
【佳 作】
つかれるなぁ。この体験をするまで、そば作りがこんなに大変なことを、私は知らなかった。5年生になった今年、大玉村で盛んな農業を体験するために、私たちはそば作りに挑戦した。そばの種まきから収かくまでを自分の手で行う、初めての体験だ。
私たちのそば作りは、夏、種まきから始まった。講師の先生にまき方を教わった。
「人差し指であなをあけ、2~3粒入れて優しく土をかけてください。」
講師の先生の説明はとても簡単そうに聞こえたけれど、浅すぎると鳥に食べられてしまうし、深すぎると芽が出ない。実際にやってみると、想像以上に難しかった。
夏休みを経て畑に行ってみると、そばは青々と大きく育っていたが、それ以上に雑草がたくさんあった。すべての草をむしるのは気が遠くなる作業だ。害虫対策のため、夏なのに長そで長ズボン。暑い。それに、雑草だけを抜くように気を付けなければならない。しかも、また伸びてこないように、雑草の根っこまで抜くには力いっぱい引っ張る必要があった。こんなに苦戦するなんて。草むしりと比べると、種まきなんて全然楽なものだった。
10月はいよいよ収かくだ。講師の先生が予めそばをかってくださっていたので、私たちはそばの実とくきの部分を分ける作業をした。足踏み脱こく機という昔ながらの機械を使って作業した。針金のようなものにそばの実をひっかけて取るのだが、円柱の形をしたつつの部分が回転し続けるように、リズムよく足で踏み続けなければならなかった。回転が止まりかけると一気に重くなってしまうから気が抜けない。難しかったけれど、楽しくもあった。たくさん収かくして満足した私たちだったけれど、講師の先生の話では、1人2~3本食べられるかどうかくらいの量だったらしい。これだけ苦労したのに、そんなに少ないのかと、みんなびっくりしていた。この日に収かくしたそばの実は、かんそうさせたり石うすでひいたり、様々な工程を経てそば粉になるらしい。
11月、講師の先生が学校に来て、そばを打ってくださった。自分たちで作ったそばは、いつも食べているそばとはちがって格別に美味しかった。農家の方の苦労と努力を知ったから、これからは、もっと味わって食べるようにし、感謝の気持ちを忘れずに過ごしたい。
「努力にありがとう」
大山小学校 5年 山本 侑舞
つかれるなぁ。この体験をするまで、そば作りがこんなに大変なことを、私は知らなかった。5年生になった今年、大玉村で盛んな農業を体験するために、私たちはそば作りに挑戦した。そばの種まきから収かくまでを自分の手で行う、初めての体験だ。
私たちのそば作りは、夏、種まきから始まった。講師の先生にまき方を教わった。
「人差し指であなをあけ、2~3粒入れて優しく土をかけてください。」
講師の先生の説明はとても簡単そうに聞こえたけれど、浅すぎると鳥に食べられてしまうし、深すぎると芽が出ない。実際にやってみると、想像以上に難しかった。
夏休みを経て畑に行ってみると、そばは青々と大きく育っていたが、それ以上に雑草がたくさんあった。すべての草をむしるのは気が遠くなる作業だ。害虫対策のため、夏なのに長そで長ズボン。暑い。それに、雑草だけを抜くように気を付けなければならない。しかも、また伸びてこないように、雑草の根っこまで抜くには力いっぱい引っ張る必要があった。こんなに苦戦するなんて。草むしりと比べると、種まきなんて全然楽なものだった。
10月はいよいよ収かくだ。講師の先生が予めそばをかってくださっていたので、私たちはそばの実とくきの部分を分ける作業をした。足踏み脱こく機という昔ながらの機械を使って作業した。針金のようなものにそばの実をひっかけて取るのだが、円柱の形をしたつつの部分が回転し続けるように、リズムよく足で踏み続けなければならなかった。回転が止まりかけると一気に重くなってしまうから気が抜けない。難しかったけれど、楽しくもあった。たくさん収かくして満足した私たちだったけれど、講師の先生の話では、1人2~3本食べられるかどうかくらいの量だったらしい。これだけ苦労したのに、そんなに少ないのかと、みんなびっくりしていた。この日に収かくしたそばの実は、かんそうさせたり石うすでひいたり、様々な工程を経てそば粉になるらしい。
11月、講師の先生が学校に来て、そばを打ってくださった。自分たちで作ったそばは、いつも食べているそばとはちがって格別に美味しかった。農家の方の苦労と努力を知ったから、これからは、もっと味わって食べるようにし、感謝の気持ちを忘れずに過ごしたい。
このページの情報に関するお問い合わせ先
産業課 農政係TEL:0243-24-8107FAX:0243-48-3137
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