【佳作】「そば打ちで分かったこと」大玉中学校1年 矢崎友里
【佳 作】
私は、総合的な学習の時間に、そば打ち体験をしました。大玉村といえば、お米の生産が有名です。それなのに、どうしてそばも作っているのか、疑問に思っていました。
そば打ち体験の前に、押山村長からの講話を聞きました。日本では、今、米の1人あたりの年間消費量は、昔の半分以下にまで減少しているそうです。米の生産技術の向上により、米が多くとれるようになったにもかかわらず、米の消費量が減少していくので、「米余り」が発生し、食品ロスにつながってしまうようになりました。昭和45年度からは、農家に米の作付面積の削減を求める「減反政策」が始まったそうです。食品の無駄をなくすためとはいえ、作付面積を減らされることは、農家の方のモチベーションが下がり、やりがいが薄れてしまったのではないかと思います。平成30年度には、米の生産調整は廃止されましたが、今も、価格低下を防ぐための作付面積の調整は行われているそうです。
このような問題に対応するため、米の代わりに違う作物を作る、転作が行われるようになりました。そこで作られるようになったものの1つが、そばです。そばは、種をまいてから収穫までの期間が短く、寒い地域でも育つので、大玉村でも栽培されるようになったそうです。米の作付面積を減らされても、たくさん工夫して考えて、食べ物も土地も無駄にしない農業をしているのだと知りました。
そば打ちは、少し経験したことがあるけれど、そば粉とお湯を手で混ぜたり、切ったりするのは初めてでした。指でそば粉とお湯を混ぜると、温かくて気持ちが良かったです。練ったりのばして薄く広げたりするのは結構力が必要で、冬でも汗だくになるそうです。そばを切るのも難しくて、最初は上手くできても、だんだん太くなってばらばらになってしまいました。力を入れてのしたり、均等に細く切ったりなど、そばを上手に打つには、相当努力して練習しないといけないと分かりました。みんなで作ったそばをゆでて盛り付けるときは、わくわくしました。班のみんなと分けたけど、1人分が思ったより多くて、胸やけがするくらい食べました。でも、班のみんなと協力して作ったそばの味は格別でした。
最近は、食品ロスが問題になっています。パンやラーメンを食べる機会が増え、米が食べられる回数が減っています。私もパンが好きで、朝ご飯にはよくパンを食べます。でも、お米の方が力が出ると言われるので、大玉村の自慢のお米を、もっと食べたいと思います。しかし、個人の努力だけで、簡単に問題が解決することはありません。作物をお米からそばに変えたように、いろいろな農業の工夫を考えていけるといいのかなと思います。大玉村の自慢の米や野菜を、ずっと守っていきたいです。
「そば打ちで分かったこと」
大玉中学校 1年 矢崎 友里
私は、総合的な学習の時間に、そば打ち体験をしました。大玉村といえば、お米の生産が有名です。それなのに、どうしてそばも作っているのか、疑問に思っていました。
そば打ち体験の前に、押山村長からの講話を聞きました。日本では、今、米の1人あたりの年間消費量は、昔の半分以下にまで減少しているそうです。米の生産技術の向上により、米が多くとれるようになったにもかかわらず、米の消費量が減少していくので、「米余り」が発生し、食品ロスにつながってしまうようになりました。昭和45年度からは、農家に米の作付面積の削減を求める「減反政策」が始まったそうです。食品の無駄をなくすためとはいえ、作付面積を減らされることは、農家の方のモチベーションが下がり、やりがいが薄れてしまったのではないかと思います。平成30年度には、米の生産調整は廃止されましたが、今も、価格低下を防ぐための作付面積の調整は行われているそうです。
このような問題に対応するため、米の代わりに違う作物を作る、転作が行われるようになりました。そこで作られるようになったものの1つが、そばです。そばは、種をまいてから収穫までの期間が短く、寒い地域でも育つので、大玉村でも栽培されるようになったそうです。米の作付面積を減らされても、たくさん工夫して考えて、食べ物も土地も無駄にしない農業をしているのだと知りました。
そば打ちは、少し経験したことがあるけれど、そば粉とお湯を手で混ぜたり、切ったりするのは初めてでした。指でそば粉とお湯を混ぜると、温かくて気持ちが良かったです。練ったりのばして薄く広げたりするのは結構力が必要で、冬でも汗だくになるそうです。そばを切るのも難しくて、最初は上手くできても、だんだん太くなってばらばらになってしまいました。力を入れてのしたり、均等に細く切ったりなど、そばを上手に打つには、相当努力して練習しないといけないと分かりました。みんなで作ったそばをゆでて盛り付けるときは、わくわくしました。班のみんなと分けたけど、1人分が思ったより多くて、胸やけがするくらい食べました。でも、班のみんなと協力して作ったそばの味は格別でした。
最近は、食品ロスが問題になっています。パンやラーメンを食べる機会が増え、米が食べられる回数が減っています。私もパンが好きで、朝ご飯にはよくパンを食べます。でも、お米の方が力が出ると言われるので、大玉村の自慢のお米を、もっと食べたいと思います。しかし、個人の努力だけで、簡単に問題が解決することはありません。作物をお米からそばに変えたように、いろいろな農業の工夫を考えていけるといいのかなと思います。大玉村の自慢の米や野菜を、ずっと守っていきたいです。
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産業課 農政係TEL:0243-24-8107FAX:0243-48-3137
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