【佳作】「農家について」大玉中学校1年 有我姫華
【佳 作】
私はネギが嫌いです。小さい頃は、夕飯にネギがでると母に気付かれないように、ティッシュにネギだけを包んでごみ箱に捨てていました。時には、母に見つかり、怒られることもありました。当時は、なんで嫌いな野菜を無理矢理食べなきゃいけないんだと思っていました。でも今は、ネギを食べずに捨てていた私にしっかりと胸を張って「好き嫌いをしないで感謝してなんでも食べようね」といえるでしょう。そう言えるきっかけを作ってくれた出来事が2つあります。
まず1つ目は、台風による農作物被害についてのニュースです。今年の9月に台風14号の影響で野菜がだめになってしまったというニュースを見ました。そのニュースでは、生産者の方が台風で受けた被害とその被害額を悲しそうに言っていました。その内容を聞いて私はとてもびっくりしました。被害額は、農作物で10億4300万円。最も被害額が多いのは野菜で約3億9600万円。きっとその中にネギも入っているでしょう。億単位のお金など宝くじでしか聞いたことがありません。あんなに一生懸命に時間をかけて育てても、一晩の台風でこんなに被害をだしてしまうんだと驚きを隠せませんでした。それと同時にネギを捨てていた頃を思いだしました。台風は、誰にもとめられない自然災害ですが、私は食べられるものを嫌いだという理由で捨てていました。今思うと、とても申しわけない気持ちでいっぱいです。
そして2つ目は、実際に農業体験をしたことです。大玉村に転校する前の小学校で、農業の体験をしました。野菜は種を植えて、水をあげて収穫して終わりだと思っていました。しかしそれは違っていました。農家の人に話を聞くと、種を植えて水をあげる作業の他に、たくさんの細かい作業があることを知りました。肥料をあげたり害虫を一匹ずつとったり、ビニールシートをかぶせたり、細い棒にくきを巻きつけたり。思っていた以上にたくさんの作業を農家さんはしていました。私たちが何気なく口にしている野菜は、農家さんの思いと苦労がたくさんつまっているんだと気づかされました。
この2つの出来事により、私は食べ物のありがたみに気づき、嫌いなものでも残さず感謝して食べようと思うことができました。農家さんの大変さを体験しなければ、今も嫌いな野菜を残し食べられる事のありがたみは分からないままでした。良い経験ができてとてもよかったです。これからも自分の行いを見直し農業にたずさわる人のことを考えていきたいと思います。
「農業について」
大玉中学校 1年 有我 姫華
私はネギが嫌いです。小さい頃は、夕飯にネギがでると母に気付かれないように、ティッシュにネギだけを包んでごみ箱に捨てていました。時には、母に見つかり、怒られることもありました。当時は、なんで嫌いな野菜を無理矢理食べなきゃいけないんだと思っていました。でも今は、ネギを食べずに捨てていた私にしっかりと胸を張って「好き嫌いをしないで感謝してなんでも食べようね」といえるでしょう。そう言えるきっかけを作ってくれた出来事が2つあります。
まず1つ目は、台風による農作物被害についてのニュースです。今年の9月に台風14号の影響で野菜がだめになってしまったというニュースを見ました。そのニュースでは、生産者の方が台風で受けた被害とその被害額を悲しそうに言っていました。その内容を聞いて私はとてもびっくりしました。被害額は、農作物で10億4300万円。最も被害額が多いのは野菜で約3億9600万円。きっとその中にネギも入っているでしょう。億単位のお金など宝くじでしか聞いたことがありません。あんなに一生懸命に時間をかけて育てても、一晩の台風でこんなに被害をだしてしまうんだと驚きを隠せませんでした。それと同時にネギを捨てていた頃を思いだしました。台風は、誰にもとめられない自然災害ですが、私は食べられるものを嫌いだという理由で捨てていました。今思うと、とても申しわけない気持ちでいっぱいです。
そして2つ目は、実際に農業体験をしたことです。大玉村に転校する前の小学校で、農業の体験をしました。野菜は種を植えて、水をあげて収穫して終わりだと思っていました。しかしそれは違っていました。農家の人に話を聞くと、種を植えて水をあげる作業の他に、たくさんの細かい作業があることを知りました。肥料をあげたり害虫を一匹ずつとったり、ビニールシートをかぶせたり、細い棒にくきを巻きつけたり。思っていた以上にたくさんの作業を農家さんはしていました。私たちが何気なく口にしている野菜は、農家さんの思いと苦労がたくさんつまっているんだと気づかされました。
この2つの出来事により、私は食べ物のありがたみに気づき、嫌いなものでも残さず感謝して食べようと思うことができました。農家さんの大変さを体験しなければ、今も嫌いな野菜を残し食べられる事のありがたみは分からないままでした。良い経験ができてとてもよかったです。これからも自分の行いを見直し農業にたずさわる人のことを考えていきたいと思います。
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産業課 農政係TEL:0243-24-8107FAX:0243-48-3137
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