【佳作】「里いものしゅうかく」玉井小学校4年 押山悠太

【佳 作】
「里いものしゅうかく」
玉井小学校 4年 押山 悠太

 冬休み中、ぼくは、父といっしょに家の畑で里いもをほりました。その里いもは、父が畑で育てたものです。秋にしゅうかくしていたのですが、保ぞんするために、土の中にうめていたそうです。野菜を冷ぞう庫ではなく、土にうめて長持ちさせるなんて知らなかったので、土にうめてだいじょうぶなのかと思いましたが、冬の間はだいじょうぶなのだそうです。
 父と畑に行き、里いもを取りだすために初めにスコップで周りの土をほりました。ほっていくと黒いビニールが出てきました。里いもにかけておいたのだそうです。土とまざって分かりにくかったけれど、手でたしかめながらほり進めました。里いもが見えてきたので、きずつけないように最後は手でほりました。里いもを土からほり出すことは初めてでした。さわった時に思ったよりかたくて、形も長細いのや平べったいのなどいろいろありました。でも、どれも大きいいもでした。親いもの周りに、10こ以上いもがいん石みたいについていておもしろいと思いました。一つ一つ出てくると思ったのに、ひとかかえ分もある大きいかたまりで出てきてびっくりしました。
 家に持ち帰るために、水道できれいに洗い土を落としました。水がとても冷たくて、手がいたくなりました。その様子を見て、父が仕事を代わってくれました。
 父とほった里いもは、ダンボール3箱分になりました。重たくて持つことができなかったので父が運びました。家に持ち帰ると、母や祖母が箱の中を見ながら、
「おつかれさま。こんなにたくさんとれたんだね。」
とうれしそうでした。この日の夜は、里いも汁や里いものにっころがしが夕飯に出ました。やわらかくて、ちょっとねばねばして本当においしかったです。
 ぼくは、里いもほりを体験して、これからもできる時は手伝いたいと思いました。また育て方も知りたいと思いました。育て方を聞いて野菜を大きく育ててみたいと思ったからです。野菜を育てるためには、水やり、草取り、虫がつかないようにすることなどたくさん仕事があります。でも、父に教わったらできそうな気がします。今度は、父と畑に行って野菜の手入れをしたいと思います。
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