otama village

　約やく250年前ねんまえから伝つたわる出雲いずも流ながれ神楽かぐら、神原かんばら田たの十二神楽かぐら。年としに2回かい奉納ほうのうされる村むら指定してい無形むけい民俗みんぞく文化財ぶんかざい。
　村むらに古ふるくから伝つたわる民俗みんぞく芸能げいのうの一ひとつで、村むら指定してい無形むけい文化財ぶんかざいである。時代じだいの流ながれと後継者こうけいしゃ問題もんだいで、一時じ途絶とだえる寸前すんぜんまで衰退すいたいしたが、若わか連れんが保存ほぞんの気運きうんを高たかめ復興ふっこうした。
　神原かんばら田た神社じんじゃの十二神楽かぐらは、古ふるくから4月がつ17日にちと10月がつ17日にちに行おこなわれ、両日りょうじつとも社殿しゃでんに向むかって左ひだり、渡わたし廊下ろうかで継ついだ神楽殿かぐらでんにおいて出雲いずも流ながれと言いわれる神楽かぐらを奉納ほうのうする。
　そもそもは、上かみ大江おおえ村むら名主なぬし根本ねもと伝つたう之いたる丞すすむの子こ、卯う兵衛ひょうえが昇進しょうしんした際さい、生うまれ故郷こきょうの同神社どうじんじゃに祈願きがんして大願成就たいがんじょうじゅの御礼おれいに奉納ほうのうしたのが同神社どうじんじゃの十二神楽かぐらのはじまりであると伝つたえられている。
　現在げんざいの楽人がくじんは、氏子うじこの十二軒じゅうにけんの相続者そうぞくしゃが中心ちゅうしんとなって奉納ほうのうされている。