正福寺

 新義真言宗、城守山正福寺と称し、本山は和歌山県那賀郡岩出町根来。総本山大傅法院根来寺である。今を去る永禄元年(1558年)山城の地に実弁上人により開創され、宝永5年(1708年)法印義湛法師が現在の高台の地に再興した。享和3年(1803年)火災により焼失、同年再建された。
 本尊様は地蔵菩薩を奉安し、不動尊を脇仏としてお祀りしている。また文覚上人(遠藤盛遠)が背負って歩いたお不動様を安置している。
 江戸時代から寺子屋としての役割も担っていたが、明治5年学校制度が発布されると明治7年玉井分校山入小学校となり、明治8年校舎が新築された。それまで正福寺本堂が子供達の学び舎だったため柱や板戸に落書の跡が多く残っている。また、戊辰戦争の際、官軍が放った弾痕の傷跡が本堂に残っている。 

所在地

福島県安達郡大玉村玉井小菅5
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