【佳作】 大切な友達の命

玉井小学校 4年 長尾 煌大
 
 去年の学習発表会のことです。
 ぼくたちは「大玉のひみつ」という題で、総合的な学習の時間で調べた大玉村のひみつを発表しました。練習した通りに発表することができて、ぼくたちはホッとしていました。
 休けい時間になりました。ぼくは、友達といっしょに教室にもどって着がえをしようと体育館を出ました。体育館を出る前、友達がぼくに言いました。
「教室まで走っていこう。」
ぼくは、
「うん。」
と返事をしました。ぼくたちは体育館からとび出すようにかけ出しました。その時です。
「ドン。」
と、音がしました。となりにいた友達は、体育館から教室にもどる通路の階段でつまずいて、転んでしまったのです。見ると、頭から血が出ています。その時、ぼくは体育館から出る前に、「うん。」と言わなければよかったと心の中で思いました。
「体育館出た後、階段があるから、走らない方がいいんじゃない。」
そう言ってあげればよかったと思いました。
 その日は学習発表会だったので、大人の人がたくさん通りかかりました。大人の人達は、
「大丈夫。」
「けがしてないかい。」
とやさしく言ったり、血が出ているのを見て、ハンカチを渡してくれたりしていました。ぼくは、大人の人はやさしいなあと思いました。
 友達は通りかかった男の先生にだきあげられて、保健室に行きました。ぼくは、大丈夫かなあと思いました。残りの発表を見ている時も、友達のことが気になって仕方がありませんでした。
 全学年の発表が終わったら教室に行きました。教室で先生から友達の話を聞きました。その時、ぼくは友達がきゅうきゅう車で運ばれたと知っておどろきました。
「近くにいて、見ていた人、様子を教えて。」と先生が言いました。ぼくは、友達のとなりを走っていたので、その時のことを話しました。
 休みが終わり、友達はいつも通りに学校に来ました。ぼくは友達の顔を見て、安心しました。
 友達がけがをする前に、走らない方がいいんじゃないと言えばよかったです。そうすれば、友達はけがをしてなかったのに。ぼくは、何度も思いました。今回は、命を落とすことはなかったけれども、もしかしたら、もっと大変なことになっていたかもしれません。ぼくは、命って、大切だなあと思いました。ぼくは、これから、友達のことを思って、よく考えてから返事をしたり、もし、ろうかなどを走っていたら、走らないように注意したりできるようにしたいです。自分の命も、友達の命も大切にしたいと思いました。
 
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