【優秀賞】 仲よく楽しくなるために

大山小学校 5年 遠藤 蒼空
 
 ぼくは、サッカーを習っています。今は、とても楽しいサッカーですが、入団したばかりのころは、最悪なサッカーでした。
「おい、デブ。」
 三年生の四月、初めての練習の時に言われたこの一言で、ぼくは心が折れそうになりました。低学年の子にも、いやなあだ名を付けられてしまい、もう、くやしくてたまりませんでした。家に帰ってからも、くやしくてくやしくて、くやしなみだを流しながら、母に相談してみました。
「プレーで見返せ。」
母は、そうぼくに言ってくれました。
 ぼくは、この母の一言で、何だか勇気がわいてきました。
 ぼくは、一生けん命練習しました。だんだん試合に出場できるようになり、いろいろな大会を経験していくうちに、サッカーが上達していきました。すると、いやなあだ名で呼ばれることが、少なくなっていきました。
 そして、ビアンコーネ・カップの最後の試合、ぼくは、初得点をあげることができました。
「よっしゃあ。」
点を決めたしゅん間は、ガッツポーズしかありませんでした。
 ぼくのことをいやなあだ名で呼んでいた人も、
「すっげー、蒼空。」
と、言ってくれました。ぼくは、心の中で、「やった、見返せた。」と、思いました。そして、「認めてもらえた。」と、うれしくなりました。
 それからのぼくは、さらに点を決めたり、ドリブルでゴール前まで一人で行ったりできるようにもなりました。
 五年生になった今では、いやな言葉を言われたり、いやなあだ名で呼ばれたりすることは、全くなくなりました。ちゃんと「蒼空」と、名前で呼ばれています。そして、みんなと仲よく楽しくサッカーをしています。
 ぼくは、絶対に変なあだ名をつけたり、いやな言葉を言ったりしないようにしようと心に決めています。軽い気持ちで言った一言が相手を傷つけてしまうことも、そのことが、ずっと心に残ってしまうことも、ぼくは知っているからです。
 相手の気持ちを考え、自分が言われたらいやな言葉は、口にしない。たったそれだけのことで、みんなが仲よく楽しくなれる。ぼくはそう思っています。
 
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