【優秀賞】 泣き虫だったぼく

玉井小学校 6年 熊田 涼斗
 
 ぼくたち、一人ひとりに「個性」があります。ぼくの個性はというと、「泣き虫で、弱いのに、とても強がりだ」ということです。
 ぼくが泣くときは、すごくくやしかったときです。例えば、自分が失敗したことをみんなに責められたり、自分の思い通りにならないことがあったりした時には、すぐに泣いてしまいます。そんな時は、その場のふん囲気が悪くなってしまいました。友達には、いやな思いをさせてしまい、多くの人からきらわれてしまい、いっしょに遊んでもらえなくなりました。
 すると、ぼくの強がりが出て、「みんなから、どうせ、きらわれているんだし。」と思いこみ、「だれもかまってくれやしないんだ。」と、同級生達からにげるようになりました。
 でも、にげていても、まったくかかわらないようにすることはできませんでした。そんなときは、どうしても、強がりが出て、けんかごしになりました。しかし、ぼくは力が弱いので、けんかをしてもいつも負けてばかりでした。口げんかをしても、相手をうまくやりこめるだけの言葉が続かず、やっぱり負けてしまいました。
 今、ふり返ると、きらわれる原因は、自分にあったのだと思います。ぼくは、強がりから、本当はできないことも、「できるよ。」と言ってみたり、うそをついてしまったりすることが多かったのです。そうすると、ますますみんなにきらわれていってるな、と感じました。
 そんなぼくは、一人で家にいたり、年下の子たちと遊ぶようになりました。相変わらず同級生からは、にげてばかりの日々でした。
 しかし、そんなある日、やっぱり同級生と遊びたいと思うようになりました。そこで、勇気を出して、「いっしょに遊ぼう。」と言ってみました。何人かに断られました。でも、一人だけ、「いいよ。」と言ってくれる人がいました。それが、あおいくんでした。それから、しばらく、あおいくんと遊ぶことが多くなりました。すると、他の同級生に気楽に声をかけられるようになり、同級生達も話を聞いてくれたり、遊んでくれるようになりました。そして、そんなときが、とても楽しいことだと感じました。以前、けんかしてなかなか仲良くなれなかった同級生とも、普通に遊んだり話したりできるようになりました。すると、泣く回数も前よりだいぶ少なくなりました。「自分が成長しているんだな。」と実感しました。
 このような体験を通してわかったことは、人と人が仲良くなるためには、コミュニケーションが大切だということです。人は、それぞれの個性を持っています。その個性を理解するためには、たくさん話し、たくさん遊び、たくさんけんかすることです。泣いているだけでは、伝わりません。思っていることをしっかりと伝え合いながら、友達とさらに仲良くなっていきます。
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