【佳作】あたり前のことができる人に… 

大山小学校 4学年 高橋 はな 
 
 私の教室には、「あたり前のことをきちんとできる人になろう」という紙がはってあります。この紙を見るたびに私は、お母さんの言葉を思い出します。
「人としてあたり前のことだよね。」
私が約束を守れなかったり、テレビでいじめなどのニュースを見たりすると、必ず口にする言葉です。
 あたり前のこと。それは、誰にでもできるかん単なことだと思います。身近なところで考えてみると、「あいさつをする」「廊下は走らず右側を歩く」「ありがとうやごめんなさいを言葉で伝える」そして、「自分がされていやなことは、どんな人にでもしない」など、次々に浮かんできます。どれも大切なことで、できてあたり前のことです。しかし、安易な気持ちで、これらの行いをなまけてしまうことで、事件や事故、トラブルが起こり、人を不快な気持ちにさせてしまいます。
「相手の気持ちになって考えて」と小さい頃からよく、お母さんから言われている私は、いつもそのことを意識して、生活するようにしています。それなのに、家族といる時は、つい、気がゆるみ、「家族だからいいや。許してもらえるからいいや。」と、あたり前のことができなくなってしまう時があります。それは、お姉ちゃんとささいなことでけんかをしてしまった時。私が悪いのに謝らずに、「お姉ちゃんだって。」
と責めてしまうときがあります。こんなこと、友達には絶対言いません。「家族だからいい」ってことではないことも、分かっています。大事なことは、人として人と関わる時のあたり前のこと。ケンカの後にいつも、そう思って反省する私ですが、また、その時が来るとできなくなってしまうのです。あたり前のことは、実は、かん単そうで意外と難しいことなのかも知れません。
身近にある小さなあたり前は、きっと世界中の大きなあたり前につながっていくのではないのでしょうか。
 「あたり前のことをきちんとできる人になろう。」この言葉を一人ひとりが意識して行動することで、安心安全に、楽しく、平和な毎日を送ることができると思います。そして、あたり前のことができる人だらけになれたら、いじめや戦争もなくなり、世界が平和になると私は思います。
 まずは、身近なあたり前のことをしっかりと意識して生活できる人に、私はなりたいです。
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