【佳作】海外と人権 

大玉中学校 3学年 鈴木 礼彩 
 
 私は、七月二十八日から八月六日までの十日間、平成三十年度大玉村海外交流事業「マチュピチュ友好都市交流ツアー」に参加しました。私は十日間という長いようで短い日程の中でたくさんの感謝の気持ちを感じました。
 例えば、飛行機の中でつたない英語で、メニューを頼む私をキャビンアテンダントの方が親切にしてくださった時やある商品がその用途にあっているか聞いたときなど、たくさんの場面で外国人の方に助けられました。
 アメリカに飛行機の乗り換えのため行った時、ラウンジから別の場所へ行く時には一言伝えて、と受付の女性に教えて頂いたり、シャワールームの場所を教えて頂いたりと、本当に親切だなと感じました。
 また、ペルーに着いて、スーツケースを運んでくださる方、ガイドをしてくださった方などの方にとてもお世話になりました。
 私は、アメリカに行く前から英語が少しは活用できるだろうか、と言語について少し不安を感じていたため、頭を下げたり、首を振るなどして応答していました。しかし、いろいろな人にお世話になるたびに次第に言葉で言えるようになっていきました。
 それから、何かをしていただく度に必ず、
「グラシアス」
または
「センキュー」
と感謝の言葉を自然に言えるようになりました。普通に考えて、何かをしていただいたらお礼をするのは当たり前なのですが、私はしっかりと言葉で伝えることができていなかったので、良かったと思います。
 たとえ、言葉も人種も民族も違うとしても、何かをしていただいたら、お礼をする、感謝を伝えるのはとても重要であり、人としてしっかりすべき点であると気付くことができました。
 ペルー国内で民族の方をよく見かけ、思ったことや考えた事が二つあります。
 一つ目は、民族の方々の生活についてです。ペルーには様々な観光地があるため、たくさん、お土産を売っている店があり、売り子の方もよく見かけます。
 通るたびに、これはどうですか、と商品をすすめてきた方を見て、ふとこの方々達はどのような生活を送られているのだろうと思いました。
 調べてみると、やはり比較的都市部は豊かですが、先住民の方が暮らす高地の農村部は貧困率が高くなっており、地域ごとに格差がうまれているようです。
 さらに、自給自足の生活のため異常気象の影響で不安定な生活を余儀なくされている人々もいると知りました。
 私は、この事実を知り、とても心が痛くなりました。やはり、格差がうまれていたのかと思いました。今回の事業では、観光地やその近く、都市部など比較的裕福な場所で過ごしたため、そのような場所を実際に見てくるというのは難しかったです。
 二つ目は教育問題についてです。
 今回の事業では、学校の見学が予定されていましたが、いろいろなトラブルの影響で、見学することができませんでした。
 ペルーの学校は、日本より校則などが厳しく、貧しい地域では家の仕事を手伝い、学校に行くことが難しいという子供もまだいるようです。
 私はこの事実を知り、高地であり貧しくとても困っているが故に子供の将来が少しずつ壊されていくのだと思いました。勉強をしなくても生きていくことはできますが、とても将来苦しいと思います。少しでもできることはないか、と探して周りの人とも話すようになり、世界中で貧困に苦しむ人々が救われ、子供達が少しでも早く学校で勉強できるようになって欲しいと思います。
 日本国内に住んでいる私たちは、つい日本国内の問題のみに目を向けがちですが、少し世界に視点を置いてみると、その問題よりさらに大変な問題が見えてくるのだと、私は気付くことができました。
 どこに住んでいたとしても、同じ人間である以上、助け合って生きていく必要があると思います。
 私たちは東日本大震災の時、海外の方にも助けられているので、海外の人権についても目を向けて、できることから、本当に小さな事からでも行動を起こしたり、関わっていければいいのではないかと思います。
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