【佳作】人は生きる価値がある 

大山小学校 5学年 日下部 夢 
 
 ぼくには、妹が一人います。ぼくと合わせて兄妹です。
妹の名前は夢菜です。二月十三日に生まれました。一才になって、もうちょっとで歩きそうです。
 生まれたばかりの夢菜は、かみの毛が少なくて、顔も小さいし、体重もとても軽かったです。
 そんな夢菜も、り乳食を食べるようになり、だんだん体が成長してきて、体重も増えてきました。すぐに、り乳食が終わって、普通にぼくたちと同じ食事をするようになりました。普通の食事の方が、たくさん食べるし、残さずおいしそうに食べているように見えます。何かわからないけれど、おしゃべりもするようになりました。
 このように、どんどん成長している姿を見るのは、楽しみですが、体重が増えてきていることには覚悟もしています。お父さんも、お母さんも、以前は軽々と抱っこしていましたが、今では、ついに、重いと言っています。
 夢菜の成長を見ながら、ぼくも両親に願われて生まれ、大事に育ててもらって、今のような健康な体でいられるんだなということを初めて知りました。ぼくは、そのことに感謝をしつつ、毎日元気に楽しく過ごしています。こういうことに気付くことができたということは、ぼくも、一歩ずつ大人の心に近づいてきていると思います。
 ぼくは、勉強が大好きです。勉強をしていると、新しいことを知るワクワク楽しみな気持ちになります。ちなみに一番好きな教科は社会科です。
 ぼくは、将来、家の農業をついで行かないといけないので、今は、家の手伝いをしながら、農作業のやり方などを両親から聞いています。これからも、しっかり勉強をしながら、妹のお手本になるような生き方をして、よい社会人になれるようにがんばっていきたいと思います。
 妹の夢菜は、今はまだ気が付かないと思うけれど、ぼくと同じように両親に願われて生まれ、大事に育ててもらったことに気付く日が来ると思います。その時には、両親に感謝し、一日一日を大切に生きてほしいと思います。
 ぼくは、お父さんお母さんの姿から、人はよい人になることを目指して、つらいことも乗り越える努力をしてがんばることに生きている価値があるということを自信を持ってきっぱりと言えます。
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