【佳作】限りない人権 

大玉中学校 2学年 渡辺 梨沙 
 
 みなさんは、人権について考えてみたことは、ありますか。
 私は、テレビで障害者殺傷事件のニュースを見ました。私は見たときに二十六人も重軽傷を負わせたと聞き衝撃を受けました。さらに犯人は「お前らに生きる価値はない。」
 などと言ったと聞き言葉が出なくなりました。生きる価値の無い人間なんて絶対にいません。人権は、全ての人にあります。それを無いという人がいるということに驚きます。また、そのような考えがあることがおかしいのです。
だから私達が、その考えにならないように高齢者、障害者の人とかかわりを持たなければいけないと思いました。ですが、障害者との関わりをつくることは難しいです。だからまず、みぢかな、高齢者との関わりをもとうと思いました。また一人一人が人権について考え直してみるのも大事だと思います。
 私は人権とは、いつでも、どこでも、誰でも、そして平等に保障されるべきものであると考えました。ですが、一人一人の人権が尊重されるというのは、とても難しいし、かならず、全員が、自分の意見が尊重されるとはかぎりません。だから、そのことをしっかりと頭に入れて生活すれば、事件がおきることもなくなると思います。
 二千二十年にオリンピック、パラリンピックが行なわれます。パラリンピックでは、障害者の方々が出場します。私は、その人達を本当にすごいと思います。尊敬できます。なぜなら、自分がもし、障害者になったら、心がまず折れると思います。人とは、少し違うだけで、出来ることができなくなってしまうと、考えると、とうていやる気にもなりません。その中で、自分のしたいことを、つらぬいている人達は、本当にすごいと思いました。
 私も、なにかに挑戦してみようと思いました。そこで私は、苦手を克服してみようと思いました。まずは、ズバズバなんでもいってしまう性格をなおしたいです。なんでもかんでも思ったことを口にしてしまうと、相手をきずつけたり、悲しい気持ちにしてしまって人権をうばっていることになるからです。まず自分が人の人権をうばっていることも、あるかと思います。少しずつなおしていきたいと思います。また、自分の苦手なことに挑戦することです。どんなに小さくてもいいから挑戦してみれば、新しいことが発見できるかもしれないので、見つけて、やってみたいです。そして、パラリンピックではボランティア活動をしたり、ボランティアができなくても、ゴミを拾ったり、公共の場所を大切につかったり、直接かかわることではなくても、パラリンピックの選手を、応援する気持ちで、取り組みたいと思いました。
 また、人権とは、難しいことだなと思いました。一人一人が意識していることも、難しいことだし、どうしても、平等では、なくなってしまうこともあります。みんなと少し違うところがあるだけで、みんなと一緒に、生活できなかったり、同じことが出来なくなってしまうのです。また、いじめや、虐待も、人権をうばっています。だけど、なくならない。どこからどこまでが人権で、守らなければいけないのか分からなくなってしまいます。例えば、妊婦さんは、おなかに子どもがいるので、他の人は、少し違く大切にされます。ですが、それも、少し違うのではないかという意見があります。それは、平等にはなっていないという考えもあるのです。人によって考え方も変わってくるのです。だから、自分がこう思っていても、相手は、違く思っている、考え方の違いも、人権をうばってしまうかもしれないものなのです。
 人権とは、簡単な、漢字二文字で表されるものですが、その奥には、たくさんの考え方や気持ちがあり、とても考えさせられます。時には、自分の考えから、人の違う考えもでてきて、色々な考えがわかります。人権にはたくさんの気付かされることもたくさんあります。一人一人にある大切な大切な人権は、これからも考えておかなければいけない重要なことなのだと改めておもいました。自分の気付かないところで、相手の人権をうばってしまっていることも、あります。障害者の方と私は、同じ人間です。誰もが、人権を持っていることを忘れては、絶対にいけないのです。そしてこれからも、大切にしていかなければいけないと思いました。
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