【佳作】親切はまわる 

玉井小学校 6学年 野内 侑樹 
 
 ぼくのお母さんは、
「自分が親切にすると、いつか自分にまわってくるんだよ。」
と、いつも言っています。
 お母さんは、積極的に見知らぬ人にも親切にしています。その後に、必ずぼくに
「自分が親切にすると相手も困っている人を見たら、親切にしようという気持ちになって、いつかみんなが心優しい人になるんだよ。」
と、言ってくれます。
 ぼくは言われたら「うん」と返事はしているけど、実際、その時になると「この人は優しい人かな。」や「声をかけて本当に大丈夫なのかな。」などと考え、消極的になってしまいます。結局、親切にできずに終わってしまうことばかりでした。
 そのことで、ぼくが後悔していると、お母さんは、ぼくをはげまして元気にしてくれます。
 今、ぼくは小学六年生です。ボランティア活動をする機会も前より増えてきたと思います。
 最近では、特別養護老人ホーム「陽だまりの里」で少しの時間、おじいちゃん、おばあちゃんとふれあう機会がありました。この時も自信をなくしてしまい、あまりふれあえず、優しくできないで終わってしまいました。でも、勇気を持って、最後の時間に、いっしょに話をして、優しく接してあげたら、ぼくの心があたたかくなり、話したおばあちゃんも笑顔になっているということに気がつきました。
 このことをきっかけに、今までは親切にできていなかったけど、自分が親切をする意味とよさに初めて気付くことができました。
「自分が親切にすると相手も困っている人を見たら親切にしようという気持ちになるんだよ。」
 ぼくは、この言葉を大切にして、これからも生きていきたいと思います。自分ができることは何かを考え、チャンスをどんどん見つけていきたいと思います。困っている人を見つけたら、積極的に親切にしていきたいです。小さな親切から始めて、いつかは、大きな親切もできるような人になりたいです。
 みんなが、こういう気持ちになれば、いつか世界中のみんなが心優しい人になって、世界中から、争いやいじめ、差別などがなくなって、平和な世の中になると思います。
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