【佳作】障がいのこと 

玉井小学校 6学年 齋藤 結希花
 
 私は、両親の仕事の関係で、小さいころから、障害があるたくさんの人とふれ合ってきました。
 ある日、障害がある人を対象にしたフライングディスク大会がありました。私も両親といっしょに参加しました。
 練習時間に、早速、フライングディスクを投げていると、
「上手だね。」
と、声をかけてくれた人がいました。私は、とてもうれしくなりました。
 本番が始まると、障害がある参加者の一人が、困っているところを見つけました。周りを見わたすと、みんな見ているはずなのに、知らないふりをしている人ばかりでした。
 私もはずかしくて、助けてあげることができませんでした。でも、お父さんは、迷わずすぐに声をかけていました。
「大丈夫ですか。手伝いますよ。」
 ああそうか、そう声をかければ、助けることができるんだと分かりました。難しく考えていたけど、それなら私もできるかもしれないと思いました。
 私も、次の機会があったら、困っている人に迷わずすぐに声をかけ、助けてあげたいと思いました。
 これまで私は、耳の聞こえない人や話すことが難しい人に、自分から話すことができなかったけど、話してみたいとずっと思っていました。どうすれば話ができるのか、両親に相談すると、手話という方法があることを知りました。
 両親に手話を教わって、チャレンジしてみたら、少しだけ相手と話せるようになりました。自分の名前や何歳なのか、自分の得意なことなどを話せるようになって、とてもうれしかったです。
 でも、やっぱりどうしたらよいのか分からないこともあるので、そんな時は、両親に相談しながらチャレンジしていきたいと思いました。
 いつかは、手話にかぎらず、いろいろな人とふつうに話ができるようになりたいです。障害がある人達は、私達ができることを難しいと感じることがあると思います。助けてあげたり、お手伝いをしてあげたりすると、相手もうれしいし、自分もうれしくなると思います。
 障害がある人という差別ではなく、困っている人を助けるという思い、もっと仲良くしたいという思いをもつことで、みんなが笑顔になる世界になると思います。
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