【佳作】 ぼくもあのお兄さんのように

大山小学校6年 石橋 天誠
 
 ぼくが1、2年生だった頃、休み時間に校庭で遊んでいるときにけがをしてしまったことがあります。その時、近くにいた高学年のお兄さんが、
「大丈夫?」
と声をかけてくれて、ぼくを保健室まで連れて行ってくれたのです。その時、ぼくはとてもうれしかったこと、そのお兄さんがとてもやさしい人だったことを今でもよく覚えています。
 数年が経ち、ぼく自身が高学年となりました。今度はぼくの番です。あのお兄さんのように、困っている人やけがをしている人を助けてあげなくてはいけないと思うようになっていました。
 そんなある日、プラント5に父と買い物に出かけた時のことです。押しボタン式の信号機のある交差点で道路を渡ることができず、困っているおばあさんを見かけました。ぼくは、
「このボタンを押して少し待つと、渡れるようになりますよ。」
と言って、押しボタンを押してあげました。すると、おばあさんが、
「ありがとう。」
と言ってくれました。「ありがとう」の一言で、ぼくはとてもうれしいきもちになりました。おばあさんを助けてあげられてよかったなと思いました。そして、もっとたくさんの人を助けてあげようと思いました。
 この時ぼくは、自分が困っていた時にやさしく親切にしてもらうとうれしいけれど、自分が困っている人を助けることができた時もうれしい気持ちになるということに、改めて気付いたのです。助けられても助けても、うれしい気持ちになる。これが「助け合う」ということなのだとぼくは思いました。
 それからのぼくは、学校でも困っている人を助けてあげようと思う気持ちが強くなり、以前より校庭で遊ぶことが増えました。1、2年生の時のぼくのように、遊んでいてけがをしたり、何か困っていたりする子はいないか、周りに気を配るようになりました。そして、校庭でけがをした1年生を助けてあげられた時には、やっぱりうれしい気持ちになりました。
 ぼくは今、最高学年の6年生です。毎日の学校生活の中で、友達に助けられることもありますが、登校班や清掃、休み時間など。友達や下級生を手伝ったり助けたりする機会も多くあります。できる限り周りの人を助けていきたい、そう思っています。ぼくを助けてくれたあの時のお兄さんのように。
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