【優秀賞】 うめばあちゃんの気持ち

大山小学校6年 村上 歩乃花
 
 うめばあちゃんは、私のそう祖母、ひいばあちゃんです。となりの家に住んでいます。私は、毎日学校から帰ると、うめばあちゃんの家に行って、宿題をするのが日課になっています。
「ただいま。」
私が大きな声で言うと、
「おかえり。」
と、うめばあちゃんはほほえんでくれます。しかし、私が宿題を始めて静かになると、うめばあちゃんは独り言のように、
「生きていくのが容易でねぇ。」
と言ったり、
「早くあの世さ、いきてぇな。」
と言ったりするのです。
「なんで生きたくないの。」
以前、うめばあちゃんに聞いてみましたが、何も答えてはくれませんでした。
 毎日のように繰り返し聞くうちに、私はいやになってしまい、最近は、
「うるさいから静かにして。」
「何で毎回同じことを言うの。」
と、うめばあちゃんにいやな態度を見せるようになってしまいました。
 うめばあちゃんは、もう93歳です。今でも近所を散歩するくらい元気です。それなのになぜ「早くあの世に行きたい」なんて言うのか私にはわかりません。でも、うめばあちゃんの気持ちが分からないからといって、自分が言われたらいやなことを言って良いわけはありません。うめばあちゃんだっていやにちがいないし、悲しくなるだろうということに私はやっと気づきました。また、今までうめばあちゃんがいるということが、当たり前だと思っていたけれど、そうではないことにも気づきました。
 だからこれからは、うめばあちゃんの気持ちを考えながら、今までよりも優しい気持ちでうめばあちゃんに接したいと思います。一緒に散歩をしたり、家にいる時は、うめばあちゃんの話をきちんと聞いてあげたり、学校や友達のことを教えてあげたり・・・。うめばあちゃんと過ごす時間に、私にできることがたくさんあります。そして、うめばあちゃんに、
「生きていくのが容易でねぇ。」
ではなくて、
「もっと長生きしたいな。」
と言ってもらえるようにしたいです。
 うめばあちゃんと過ごす時間が、うめばあちゃんだけではなく、わたしにとっても楽しい時間になればいいなと思っています。そして、うめばあちゃんには、いつまでも元気で長生きしてほしいと思います。
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