【優秀賞】 人から人へ伝わるやさしさ

大山小学校4年 浅和 里菜
 
 学級活動の授業で、人権ようご委員の伊東さんに、「人権」について教えていただきました。伊藤さんのお話から心に残った言葉があります。1つ目は「1人じゃない」ということです。人は1人では生きてはいけず、助け合うことが大切だということがわかりました。2つ目は「やさしい心をもつ」ということです。やさしい心をもって相手にせっすれば笑顔になると思いました。
 その学習の中で、小さいねずみが大きいねこにいじめられるというお話をDVDで見ました。ねこにいじめられているねずみは、
「ぼくが失敗ばかりしているからいじめられるんだ、もっと強くならなければ。」
と言っていましたが、わたしは、それは少しちがうと思いました。いじめられているほうはわるくないと思います。自分より小さいものや弱いものにこそ、大きいものや強いものがやさしくするべきだと思いました。
 わたしは3年生から合唱部に入っていますが、入ったばかりのときは、わからないことが多く少し不安でした。そんなとき、上級生にやさしく教えてもらったり、ろう下で声をかけてもらったりしたことで少しずつ不安な気持ちがなくなっていきました。今年は3人の3年生が入部し、後はいができました。5・6年生がいないときなどは、じゅんび運動のしかたを教えたり、先生が来るまでいっしょに歌の歌詞を読んだりして、上級生がわたしに教えてくれたようにしてみました。
 また、ふだんの生活の中でも、休み時間など下級生に話しかけられることがあります。そういうときは、いっしょに遊んだり、その子の名前を聞いて、名前を覚えるようにしたりしています。わたしがやさしくすると、笑ってくれるのでとてもうれしい気持ちになります。なぜそういうふうにしているのかというと、やはり、わたしが1年生だったときに6年生がわたしをさそってくれていっしょに遊んでくれたことがあったからです。(6年生ってやさしいなあ。わたしもこんな6年生になりたいなあ。)というあこがれの気持ちになりました。
 人にやさしくすると、笑顔になったり喜んだりしてくれるし、自分の心もあたたかくなります。また、そのやさしい気持ちは、人から人へと伝わって広がっていくと思います。わたしの行動や思いも、みんなに伝わっていけばいいなと思います。
このページの情報に関するお問い合わせ先
政策推進課情報広報係TEL:0243-24-8098FAX:0243-48-3137